| ▲羊蹄山(ようていざん)1893m |
| 2004年8月22日(日) 登頂回数1回 晴れ 昨年の東北遠征に続き、今年も、夏の長期休暇を利用して山へ出かけることにした。仕事上、この時期に連休を取ることは、その後に、地獄の連続勤務が待っているということになるのだが、この際、そんなことは言ってられない。何とか10連休を取り、北海道の百名山を中心とした、山行計画を立てた。 今回の山旅は、愛車をフェリーに乗せて北海道へ入る。レンタカーを借りるよりも、愛車で周る方が安上がりだし、車中泊もできる為、フェリーでの旅に決めた。航路は、新日本海フェリーの、敦賀〜苫小牧東港ルートを利用した。今や北海道までも、高速船が就航しており、寄港なしの19時間で苫小牧東へ入港することができる。21日、午前1時30分、敦賀港を出発した。船内で快適に過ごす為、今回は、1等客室を貸切で利用した。1等客室は、テレビが設置されているし、自由がきいた。おかげで、長い船旅にもかかわらず、熟睡も出来て、快適に過ごせた。体調万全での北海道上陸であった。 苫小牧東へ入港し、すぐ愛車をニセコ方面へ走らせた。山旅は、羊蹄山がスタートである。 日本百名山の羊蹄山は、正式には後方羊蹄山(シリベシヤマ)という。その富士に似た美しい姿から、蝦夷富士とも呼ばれている。北海道の西南部随一の高さ(1898m)を誇り、整った円錐形を示す、死火山である。 午後11時過ぎに、羊蹄山比羅夫登山口(半月湖野営場)に到着した。この日はここで車中泊することにしたが、船で寝過ぎた為か、なかなか寝付けなかった。夜空一面に星が舞っていた。明日の好天は、間違いなかった。 22日の起床は、午前3時30分。車内で軽く朝食を取り、登山の準備を進めた。山旅初日ということもあり、ゆっくり出発しようと考えていたのだが、既に出発した登山者も多かったので、僕もそれに続こうと、午前4時24分、登山口を出発した。今回のコースは、比羅夫コースである。登り始めは、単調で緩やかな登山道を登っていく。このコースは、2合目までが長かった。2合目付近から振り返ると、ニセコアンヌプリが綺麗に見え、眼下には、北海道らしい広大な大地が広がっていた。2合目から先は、急勾配の登山道へと変化し、汗も出てくる。登山道は整備されており、歩き易く、危険箇所も少ない。先に出発した登山者を、ゴボウ抜きでガンガン追い抜き、山頂を目指した。まるで、学生時代の競技登山をしているような勢いで登った。僕は、一度汗をかいてしまうと、疲れが吹っ飛び、登るスピードが一気に上がるのだ。こうして、ボルテージがマックスに達すると、心臓が止まらない限り、登り続けることが出来る。そういえば以前、海外遠征前に、ある医者に言われた事を思い出した。「君の心臓は、異常に肥大しているよ!」とんでもないスポーツ心臓なのである。現役を退いた後でも、歩き始めて30分もすると、身体が山に適応してくるのだから、すごい。さて、登山道は9合目で、避難小屋へと、山頂へと分岐する。ルートを山頂方面へ取りしばらく歩くと、お鉢巡りが始まる。羊蹄山の火口は、富士山のそれと同じく、巨大で迫力があった。比羅夫コースから登った場合、最高峰(1898m)の山頂は、少々遠く、お鉢を半周歩かなければならない。一見、それが山頂かと思えるピークには、三角点があるだけで、少し高度が低い。最高峰は、この三角点の先に立つピークなのである。 山頂到着は、午前7時18分。この大きな羊蹄山を制覇したという、大きな達成感でいっぱいであった。眼下には素晴しい眺望が広がっており、羊蹄山麓の町並み、遠くは、ニセコ連峰、洞爺湖までも望むことが出来た。さらに、火口周辺に目をやると、大迫力の火口が大きな口を開けていた。覗き込んでいると、吸い込まれそうになる位だった。山頂で、しばらく眺望を楽しみながら、写真撮影に没頭した。その後、眺望に見惚れてボーっと休憩していると、寒くなってきた。さすが北海道である。8月末だというのに、かなり寒い。日本アルプスで言うと、9月中旬位の気温のように思えた。もう少し、ゆっくりしても良かったが、寒いので、下山の準備を進めることにした。 下山は、往路を戻る予定である。いつものように小走りで下った。登山口到着は、午前9時18分。あっという間の登山であったが、この羊蹄山は、特に登り甲斐があった。山頂からの眺望も、いつも以上に楽しむことが出来たように思う。 下山後、真狩村温泉保養センター「まっかり温泉」へ向かった。ここは、羊蹄山の南側山麓に位置し、休憩室や食堂施設もある、立派な温泉施設であった。泉質は、含芒硝重曹食塩泉と単純泉。循環・ろ過していない源泉100%の湯は、満足できるものであった。内湯と露天があり、羊蹄山を眺めながら入れる露天は、特にお勧めである。入浴後は、ここの食堂お勧めの、天ぷら蕎麦を食べた。 明日は、大雪山系、旭岳である。この好天も明日までだろうか・・・。週間予報では、下り坂の予報が出ていた。「計画変更を考える必要があるな・・。」今後の予定を考えつつ、車を走らせた。 |
![]() 【羊蹄山頂にて】 ![]() 【火口】 ![]() 【羊蹄山】 ![]() 【洞爺湖方面】 ![]() 【三角点】 ★山行記録★
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