▲楊柳山(ようりょうさん)1008m
〜 真言密教の聖地を囲む三山へ 〜
2004年2月17日(火) 登頂回数1
晴れ 
GPS記録

高野山は、弘法大師・空海が開いた、真言密教の聖地である。奥の院の背後を囲むようにある、摩尼、楊柳、転軸の三山を称し、高野三山と言う。

今回は、早朝のうちに壇上伽藍周辺の写真撮影をしたかったので、午前4時に起きた。すばやく準備し、自宅を午前4時半に出発した。高野山へは、1週間前にも訪れている。その時の残雪は、かなりのものであった。今回もそこそこの雪を期待していたが、高野山への車道に残雪は無かった。「これは、登山道の残雪も少ないかな・・・」そんな事を考えながら、車を走らせた。上空には、大きな三日月が出ており、星も綺麗に見えていた。「天候は、期待できそうだな!」気分は、上向きである。

金剛峰寺前の駐車場(無料)に到着したのは、午前5時30分。薄暗い中、車内で簡単に準備をし、壇上伽藍へ向かった。気温は低く、全身凍りつきそうな状況の中で、40分程写真撮影をした。

撮影後、駐車場まで戻り、奥の院前の駐車場(無料)へ車を移動させた。ここで軽く朝食を取り、登山の準備に取り掛かった。「奥の院→摩尼山→楊柳山→転軸山→奥の院」今回の高野三山縦走は、一般的なコースをとって歩く予定である。この山道は、女人道という。昔、女性はこの道から、高野山奥の院と、その一帯へ下ることが許されなかったのである。

駐車場出発は午前6時54分。弘法大師廟までの道中には、名将の墓がズラリと並んでいる。廟前を右折し、車道をしばらく進むと、右手に荒れた林道がある。そこに「摩尼山入口」という目立たない看板が出ている。この林道沿いにしばらく行くと、左手に小さな字で「摩尼山登山口」と書かれた看板がある。ここから、摩尼峠への山道に入る。登山道の残雪は殆どなく、所々に少し残っている程度であった。静かな谷に沿って登っていく。峠からは、尾根づたいの急坂を登り切ると、摩尼山山頂だ。山頂には如意輪観音を祀る祠が建つ。ここで暫く息を整えて、高野三山最高峰である、楊柳山を目指した。

摩尼山からの下りで、ハプニング発生!「おっっっ・・・」「ガッシャ☆■♪○☆」落ち葉の下に潜んでいた氷に足を取られ、バランスを失ったと同時に、三脚に取りつけていた、大事なカメラが吹っ飛んだ。飛んだカメラは、近くの岩にぶつかり大破損。見たことも無いような部品が飛び散った・・・。取り合えずは応急処置で、散らばった部品をかき集めて組み立てみるも、電源は入らない・・・。ショック・・・。「クソ〜、大事なカメラが・・。」しかし、自分の身体は、運良く無傷である。カメラの事は悔しいが、ここはプラスに考え直すことにした。以降、面倒ではあったが、危険個所に於いては、アイゼンを装着することにした。

途中、豊臣秀吉が馬で駆け下りたとされる、奈良への近道、黒河峠を越え、最後の急な階段を登りきると、楊柳山の頂上に着く。到着は午前8時9分。明るい山頂だが、一部に自然林が残されており、眺望は利かない。先程のハプニングにより、残念ながら登頂写真がない。GPSの軌跡ログだけが、登頂の証拠と、記録を残していてくれた。

楊柳山からは、のんびりと粉継峠へ下る。そこを左に折れてさらに下ると車道に出る。入口には「高野三山登山道」の標識があるが、転軸山への案内はない。どっちへ行こうか迷ったが、右に少し歩くと、「転軸山登山口」の標識が見えた。そこから少し登ったところが転軸山の山頂で、弥勒菩薩の祠がある。転軸山到着は午前8時57分。下山道は、森林公園への道と、奥の院へ向かう道があり、後者を進む。丸太の階段道を少し下り、河川を渉ると、奥の院の御廟横に出る。御廟でお参りし、駐車場へ戻った。

今回は、カメラが故障するハプニングが発生し、複雑な気分での登山であった。もう一度、気分を新たに、この高野三山を訪れたい。


【壇上伽藍 根本大塔】


【根本大塔】


【摩尼山頂にて】

山行記録★

山行時間:2時間29分
6:54 駐車場
7:22 摩尼峠
7:33 摩尼山
10分 休憩
8:09 楊柳山
10分 休憩
8:57 転軸山
10分 休憩
9:10 御廟
9:23 駐車場



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