▲吉野山(よしのやま)858m
〜 桜の名勝地、修験道の聖地でもある歴史深き山へ 〜
2004年10月7日(木) 登頂回数1
晴れ
 GPS軌跡

吉野山は、大峰山系の北端にあり、桜の名勝地として知られている。又、さまざまな歴史絵巻の舞台として、今も数々の史跡などが残る。大峰山系の北端、南北8キロほどの尾根筋が、いわゆる吉野山。北麓の吉野神宮あたりから標高を上げ、南の青根ケ峰(858m)が最高峰になる。さらに吉野山は、役行者を開祖とする、修験道の聖地である。吉野・大峯、熊野、高野の「紀伊山地の霊場と参詣道」が、2004年7月、ユネスコの世界遺産に登録された。紀伊山地には、修験道の「吉野・大峯」、神仏習合の「熊野三山」、密教の「高野山」と、それぞれ起源や内容を異にする三つの山岳霊場と、その霊場に至る参詣道が生まれた。これらの文化的景観が、世界遺産に登録されたのである。

僕は、奈良生まれの奈良育ちである。子供の頃よく、虫取りや花見をしに吉野山を訪れた。その当時の事を今でも鮮明に覚えているが、その頃はまだ、山登りに対しての興味は全くなかった。吉野山へは、間違いなく登っていない。身近な存在の山だけに、「いつでも登れる!」という思いが強かったのかも知れない。「登るにしても、混雑する桜の時期や紅葉の時期だけは避けたいな・・・。」などと考えていたら、気が付けば、奈良の山(関西百名山において)の中で、この山だけが、未踏の山となっていた。

という訳で、今回、思い切って吉野山(青根ヶ峰)のピークだけでも踏んで来ようと思い、出かけることにした。桜開花で混雑するピーク期には、とても車では入れないが、この時期なら問題はない。しかも早朝で、対向車も少ない為、気持ちも楽である。奥千本のバス停がある、金峯神社入口前まで車で入り、そこから、青根ヶ峰をピストンすることにした。今回僕は、ここまで車で入ったのだが、奥千本のバス停付近は駐車禁止の為、本来ならば、少し手前にある、林道の路肩へ駐車するのが望ましいだろう。

出発は、午前5時50分。金峯神社への階段を上がり、神社前で、右へ続く登山道へ入る。登山道は広く、よく整備が行き届いていた。この周辺が、世界遺産に登録されただけのことはある。ハイキング気分でしばらく歩くと、左手に旧女人結界碑があり、その横から、階段状に続く急坂を登る。この急坂を登りきると、三角点の埋まる青根ヶ峰の山頂であった。あっと言う間の山頂であった為、物足りなさを感じたが、仕方がない。取り合えず、記念撮影だけ済ませ、下山することにした。そのまま車まで戻るのは勿体無い気がしたので、有名な西行庵へ足を延ばすことにした。ここは、かつて西行法師が、3年間過ごしたとされる場所である。本当に静かな場所であった。桜や紅葉の時期は、ここもかなりの混雑が予想されるが、一度は訪れたいものである。ここでしばらく写真撮影をした後、金峯神社へ戻ることにした。早朝にもかかわらず、雲海を求めに西行庵まで行くという、観光客のグループとすれ違った。やはり吉野山は、シーズンオフでも人気があるのだ。それは、桜や紅葉だけではない。吉野山には、興味深い歴史的背景の深さもあり、それを味わおうと、この地を訪れる観光客も多いのであろう。

今回は、吉野山を簡単に登ってしまったが、次回は是非、桜の時期に訪れてみたいものである。勿論、バスや電車の交通機関を利用して・・。

【青根ヶ峰山頂にて】


【三角点】


【西行庵】

★山行記録★

山行時間:1時間20分
5:50 奥千本バス停前
6:18 青根ヶ峰
10分 休憩
6:44 西行庵
10分 休憩
7:10 奥千本バス停前




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