▲綿向山(わたむきやま)1110m
〜 大雪の中、鈴鹿の霊山、綿向山へ登る 〜
2005年12月7日(水) 登頂回数1
曇り


綿向山は、標高1110m、鈴鹿山系の最西ある一峰で、鈴鹿国定公園の中にある。山麓の日野町では、その標高に因んで、11月10日を「綿向山の日」としている。綿向山は、霊山であり、古くから修験道の行者の修行の場であった。登山道にある解説板によれば、このあたりで、修験者が服装などを整える儀式を行っていたとのこと。また登山口には、天然記念物に指定されている「綿向山麓の接触変質地帯」がある。

7日の深夜、いつものように愛車で登山口を目指す。今回の同行は、会社の同僚である水田君。今回の綿向山は、大雪だった。季節外れの大寒波の影響で、12月中旬だというのに、各地で大雪の被害が出ていた。名神高速の八日市ICで降り、綿向山に向かう。道路には残雪が残っており、氷結している箇所も多かった。僕のプラドは、まだスタッドレスを装着していなかったので、ゆっくり慎重に運転する。例年、年明けすぐにタイヤ交換をすれば問題ないのだが、今年は例外だ。当初は、林道終点の登山口から、表参道を利用しての綿向山登山を考えていたが、その北畑谷林道の積雪が多く、ノーマルでは進入不可能だと思い、諦めた。少し走った所に西明寺バス停があり、そこに数台駐車可能なスペースがあった。そこへ愛車を停め、登ることにした。30分程時間をロスするが、問題ない。早い時間に到着した為、ここで少し仮眠を取った。

午前5時30分、起床し、簡単に朝食を取る。車から降りて、登山の準備を進める。外は寒いが、天気は良さそうだった。

出発は、午前6時。バス停から少し歩き、御幸橋を渡り、西明寺川の堰堤横の階段を登ると、北畑谷林道に出る。積雪の多い林道を歩き、登山口を目指す。林道終点から少し上がると、真新しいヒミズ谷出合小屋があり、そこが登山口となっている。小屋は、ベンチやテーブルの他に、写真などが飾ってあり、綺麗だった。小屋の横には水無山経由の道があったが、一般的な表参道をたどる。小屋の前の橋を渡り、登りにかかる。登山道は、杉や桧の植林地の中のジグザグを切って登っていく。傾斜が緩やかなので、なかなか高度が稼げないが、一定勾配なので、息が切れずに登っていける。合目ごとに標識が立っていて、標高と頂上までの距離を教えてくれるのが良い。雪は積もっているが、人気のある山だからか、登山者によく踏まれている。ラッセルの心配はないし、少々凍っているのもも、傾斜が緩いのでアイゼンなしでも充分登れる。一度、山腹を横切る林道(三合目)に出合う。林道から登山道に入り、少し登ると、これまた綺麗な「あざみ小舎」と書かれた休憩所がある。この辺りから、僕はアイゼンを装着して登る。同行の水田君は、既に二合目辺りでアイゼンを付けていた。登山道は、さらに薄暗い植林帯をジグザグに登っていく。五合目には、昨年建替えられたばかりの小屋があり、ここでしばらく休憩する。ここからの眺望が美しかった。ここからは、山腹の巻き道となり、積雪はさらに増える。登るのに苦労するが、天候も安定しているので、焦らずゆっくり登っていく。七合目の行者コバ、そして八合目、九合目をクリアし、午前8時13分、綿向山の山頂に立つ。山頂一帯は、雪原が広がっていた。この日は生憎の天候だった為、眺望には恵まれなかった。天候が良ければ、360度の鈴鹿随一の大パノラマが待っているという山だけに、残念であった。じっとしていても寒いだけなので、山頂で簡単に記念撮影だけして、下山にかかった。

下山は、往路を下った。

下山後、少し車を走らせて、竜王IC近くの十二坊温泉「ゆらら」へ向かった。ここは、最近できた綺麗な温泉施設だ。温泉名の由来は、近くにある岩根山からつけれているらしい。この山には昔、12の坊舎があったそうで、通称十二坊と呼ばれている。さて、浴室は二階にあり「修験の湯」と「百伝の湯」が、男女週替わりの入れ替え制となっている。今回の男湯は、百伝の湯だったが、修験の湯には圧注湯、泡風呂、寝湯などもあるらしく、次回は、是非そちらの湯に浸かってみたいものだ。ここの泉質は、単純弱放射能温泉で循環させている。又、湯上りには、同じフロアにある大広間で、ゆったりとくつろげるのも良い。入浴料も600円で、施設の設備の充実度からすれば、安く感じる。

綿向山は歩きやすく、比較的、トレースのある山なので、雪の鈴鹿入門コースとしては持って来いではないだろうか。次回は、季節を変えて訪れたいものである。夏のヒルの時期だけは避けて・・・。


【綿向山頂にて】


【山頂付近の雪景色】


【樹氷】


【ヒミズ谷出合小屋】


★山行記録★

山行時間:3時間50分
6:00 西明寺バス停
6:25 登山口
8:13 綿向山
10分 休憩
9:30 登山口
9:50 西明寺バス停



ご意見・ご感想はこちら
Since February 2000 Copyright Hiroaki Yoshida All Rights Reserved.