| ▲丹沢山(たんざわさん)1673m |
| 2002年12月12日(木) 塔ノ岳 1回、丹沢山 1回、蛭ヶ岳 敗退 晴れ 今回は雪の丹沢への山行計画を立てた。計画は登山口の大倉から通称「バカ尾根」と呼ばれる大倉尾根を登り塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳をピストンし、大倉へ下山するという長大なコースで、今回は単独でのスピード重視の登山。11日の夜、大阪:堺市を出発したのは夜10時。高速を走る事5時間。登山口の大倉到着は午前3時15分。大倉の有料駐車場(700円)に車を止め仮眠を取ることにした。上空の星が奇麗だった。 午前4時45分。起床。軽く朝食を取り、登山の準備を急ぐ。午前5時40分大倉を出発。コースタイムが長い為、ヘッドランプをつけての登山の開始だ。下界の夜景が奇麗だった。夜景を眺めながらの登山は初めてかもしれない。丹沢がいかに都心に近い山かという事だろう。暗い登山道を黙々と登る。午前6時30分位になってようやく辺りが明るくなり始めた。もうヘッドランプはいらない。堀山の家を少し登った辺りで左側に大きく真っ赤に燃えた富士山が見えた。塔ノ岳まではノンストップで登ろうと考えていたが、我慢できずザックを下ろし、中判カメラと三脚を取り出し数枚撮影した。天城山や大菩薩で見れなかった富士山がいきなり目の前に飛び込んできたので感動した。早く、塔ノ岳まで登りたくなった。ペースがあがった。雪道の中、小走り気味にひたすら登った。塔ノ岳到着は午前8時25分。素晴らし景色だ。富士山が大きい。遠くには蛭ヶ岳、奥には南アルプスと素晴らしい眺望だ。天侯も最高で言う事はない。最近の山行は悪天に悩まされていたが、今日の晴天でそんな悔しさは吹っ飛んだ。ここで、数枚写真撮影をして15分程、休憩した。 次に目指すは丹沢山。稜線のアップダウンがきつそうだ。丹沢山までは9日の大雪の後、数人ではあるが登っているとの事だったので、ラッセルの心配はなかった。富士山を眺めながらの気持ちよい登山道だった。樹氷も素晴らしものだ。途中、鹿がいた。美味しそうに笹を食べていていて人間を怖がる様子もない。丹沢山までは特に問題もなく快適に登ることができた。山頂到着は午前9時43分。ここで15分程休憩し、丹沢最高峰の蛭ヶ岳目指して歩き出した。 丹沢山から先はトレースがなく僕一人でラッセルしながらの苦しい登山だった。一歩足を踏み入れると膝上まで沈む。これはやっかいだが、まだ時間はある。焦る事はない。ゆっくり登ってやろうではないか。歩きながら、この山は笹で覆われた部分が多い事に気が付いた。笹の上だとあまり沈むこともあるまい。雪が深そうな部分では笹の上であろう部分をラッセルぎみに登った。これで、比較的楽にペースをアップさせる事ができた。しかし、不動ノ峰を越えた辺りから一歩、一歩が重かった。この辺りからの積雪量は多く、足がズボズボ雪の中に吸い込まれていった。ここまで来て引き返すのは悔しい。天気も良いし、蛭ヶ岳は目の前に迫っているもう少しだ。雪と悪戦苦闘しながら、柳沢ノ頭まで登った。ここからは無雪期なら蛭ヶ岳まで30分位で登ることができる。「よおーし。行くぞ!」と意気込んだのは良いが、10歩程進んだ辺りで体の半分が雪の中に沈んだ。この瞬間、「もう蛭ヶ岳は無理かな。」と考えた。しかし、雪が多いのはこの辺りだけなんじゃないかと思い、泳ぐようにして前進を続けたが、結果は同じだった。これでは山頂まで登り切るのに2時間近くかかるだろう。そして、雪の深い同じ道を塔ノ岳引き換えさねばならない。間違いなくタイムオーバーだ。「また、来よう!」気持ちは蛭ヶ岳ではなく塔ノ岳に向いた。午前10時55分。撤退を決意する。 今回は敗退だが、、不思議と悔しさや残念な気持ちはない。満足できるものが多かったからであろう。最高の天侯に恵まれ、富士山も眺める事ができた。和歌山から来た甲斐は十分にあった。都心の近くでこんなに自然が一杯残っている山はそう多くないだろう。丹沢・・・本当に良い所でした。次回は蛭ヶ岳目指してまた登ろうと思いますが、丹沢はまだまだ魅力的な沢や山が沢山あります。もっともっと丹沢を楽しみたいと思った。 |
![]() 【塔ノ岳からの富士山】 ![]() 【塔ノ岳にて】 ![]() 【丹沢山にて】 ★山行記録★
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