| ▲高峰山(たかみねやま)1045m |
| 2005年2月3日(木) 登頂回数1回 晴れ 高峰山は、東紀州の最高峰である。山頂からは、北に大台ヶ原や大峰、南に太平洋、東には尾鷲市街を見渡せる、360度の大パノラマが広がっている。 今回、高峰山への計画をした。アプローチのとても長い山だ。いつものように深夜、愛車を登山口へ向け走らせた。矢の川林道入口までの、150キロものロングドライブは辛い。矢の川トンネルを抜け、「千仭橋」を越えた所ですぐ左折して、旧国道42号線(矢の川林道)へ入っていく。高峰山の登山口は、この林道終点の矢の川峠にあるが、この道は、昔、「泣く子も黙る」天下の難所であった。昭和40年代前半(国道42号線が改修される)までは、尾鷲と上木本(現熊野市)間を、国鉄バスが、2時間45分もかけて走っていたというのだからすごい。しかも、バス運行中の23年間(昭和11年〜34年)、全く無事故だったというのには、驚かされる。 「千仭橋」から、荒れたダートを30分余り走って、矢の川峠へ到着した。矢の川林道は、荒廃したダート中心の道であるが、所々、わずかに舗装された箇所もあった。素堀りのトンネルがあったり、昔のまま、古い、石のガードレールが残っていたりで、歴史を刻み込んだ林道であった。今回は、愛車プラドに、スタッドレスタイヤを装着していたのだが、林道走行には、やはりノーマルタイヤが望ましい。タイヤの痛みも激しいし、何より馬力が出ないのが痛いところだ。 矢の川峠には、7台〜8台分の駐車スペースがあり、ちょっとした広場になっていた。昔、この峠には茶店があったという。バスの運転手も乗客も、道中、緊張の連続で、この矢の川峠まで来ると、その緊張をほぐす為に、この茶店でしばしの休憩し、再びバスに乗り込み、その先の目的地へ向かったと云われている。矢の川峠到着は、午前5時45分、夜明け前であった。 登山口は、『冬の日の ぬくもりやさし 茶屋のあと』と書かれた句碑の横から続いている。大きな標識があるので、間違うことはないだろう。出発は、午前6時15分。 登山道には、近日の寒波の影響で、降り積もった雪が残っていた。今回の寒波は、大峰方面や大台方面へは、かなりの雪を降らせたそうだが、ここ南紀の高峰山では、登山に影響が出るほどの積雪はなかった。明瞭なルートを、そのすぐ先に見えるNHK電波中継施設を目指して、登っていく。中継施設を通過し、その裏手から、先へと続く登山道へ足を踏み入れる。高峰山へは、3つのピークを越えなければならない。アップダウンを繰り返し、3つ目のピークに立った。ここは、「古川山」と言われているらしく、小さな看板もあった。 この先で、一気に下るのである。「一体、どこまで下るんや・・・。やめてくれ〜。帰りがしんどいやろが!!!」コルまで下り、ここから最後の登りに差し掛かる。山頂手前は、岩場の多い箇所がある。雪で滑らないよう注意しながら、慎重に足を運ぶ。その岩場をクリアするとすぐに、一等三角点の埋まる高峰山頂に出た。山頂からの眺望が、予想以上に良かった。眼下には、尾鷲港や、伊勢湾が広がり、大台ケ原や、大峰の山々を一望することも出来た。一等三角点百名山に恥じない、素晴らしい眺望を楽しめたように思う。備え付けのポストにあったノートへ記帳してから、下山にかかった。 下山は、来た道を矢の川峠へ戻った。 帰りに、下北山村にある温泉施設「きなりの湯」で汗を流した。ここは、下北山スポーツ公園内にある、綺麗な温泉施設だ。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉で、浸かると肌がツルツルする感がある。浴室には、内風呂が2つに、露天が1つ、サウナとがあった。湯は、かけ流しでなく、循環。身体にカルキ臭さが残る、少し残念なお湯であった。しかし、入浴料が500円と安いのと、施設が綺麗な点は、評価に値する。近くにキャンプ場があるので、その際に立ち寄ったり、家族連れなどにも、持って来いの温泉施設だ。 今回の高峰山は、当初、心配された寒波による大雪等の影響もなく、スムーズに登山を終えることが出来た。天気良し、眺望良し、林道良しの、大満足の山旅となった。 |
![]() 【高峰山頂にて】 ![]() 【矢の川峠】 ![]() 【矢の川林道で見つけた氷柱】 ![]() 【矢の川林道】 ★山行記録★
|
||||||||||||
|
|||||||||||||