| ▲斜里岳(しゃりだけ)1547m |
| 2004年8月26日(木) 登頂回数1回 曇り 斜里岳は、知床連山と阿寒の山々の中間に位置する標高1545mの独立峰で、千島火山脈に属する休火山である。ルートは、清里町から入る清里コースと、斜里町から入る三井(玉石ノ沢)コースがあり、一般ルートは前者である。 三井コースは熊の出没も多く、あまり利用されていない。先住民族「アイヌ」が、カムイ「神」の如く神聖であるとし、その名も「オンネヌプリ」(大山の意)と称している。 25日、雌阿寒岳からの下山後、斜里岳へ向かう途中、摩周湖や硫黄山界隈を、夕方近くまでのんびり観光した。登山口のある清里町に着いたのは、夕方であった。この日の内に、登山口にある清岳荘まで行ってそこの駐車場で車中泊しても良かったが、車の運転と観光で疲れたこともあって、登山口まで行くことを諦め、近くの温泉施設「緑清荘」の駐車場で車中泊することにした。天候は回復傾向にあり、晴れつつあったが、ここから眺める斜里岳山頂付近には、厚い雲がかかっていた。この日、清里町でお祭りがあったらしく、夜遅くまで町全体が賑やかだった。 26日の起床は、午前4時。すぐさま気になる天候をチェック。「晴れているぞ!でも斜里岳はどうかな?」確認して見るが、斜里岳山頂付近は、昨日同様、厚い雲に覆われたままだった。「仕方ないな・・・。でも、特に大雨になる訳でもないし、良しとしよう!」取り合えず、登山口へと愛車を走らせた。清里町の市街地から登山口までは、15km程の道のりである。登山口手前8kmは、荒れた未舗装の林道である為、注意して運転したい。林道終点には山小屋の清岳荘があり、その前に駐車スペースがある。早朝だった為、わずかながらの空きスペースがあった。そこへ駐車し、登山の準備を進めた。平日だというのに、これから登るにかかる登山者が多かった。さて、問題の天候であるが、回復の見込みはなさそうだった。「う〜ん。仕方ないか・・・。」 清岳荘にて登山届を書き、午前6時15分に登山口を出発した。僕より少し前に、若い登山者が1人登って行くのが見えた。2番手スタートだ。小屋の裏手を少し登ると、沢沿いの道が始る。、何度か渡渉を繰り返しながら、標高を上げていく。しばらく登ると、下二股の分岐に着く。ここで登山道は、新道と旧道に分かれるが、登りでは、旧道の沢沿いのルートを選ぶのが一般的だという。迷わず、旧道へ入る。ここは、滝が連続する沢ルートで、何度も渡渉する箇所がある為、防水性の高い登山靴がお勧めである。ガスが多く視界不良の中、黙々と山頂を目指した。途中、先行していた若い登山者が、ルートを見失ったようで、戸惑っていた。「おはようございます♪」挨拶したが返事がない。「おいおい、いい加減にせえよ!挨拶くらいせんか!」そう思いながら、さっさと正規ルートを見つけて、追い抜いてやった。沢を登りきると、登山道は、先程の新道と合流する上二股へ出る。ここからは沢を外れ、ガレ場の多い登山道へと変化し、「胸突き八丁」と呼ばれる急斜面を登っていく。ガレ場をクリアすると、今度は、「馬の背」という稜線に出る。本来ならばここまで来ると、展望が開け、すぐ近くに山頂が見えると聞く。しかし今回は、山頂どころか、濃い霧の為、3m先の視界が確保できるかどうかであった。しかも風も強く、休憩どころではない。「馬の背」から、最後の登りを山頂目指した。 山頂到着は、午前7時23分。突風と視界不良で、とんでもない山頂であった。素早く記念撮影をし、三角点を探した。山頂から少し離れた場所に三角点を見つけ、それを写真に納めると、早速下山にかかった。斜里岳は、この日のように視界不良の日は、山頂からの下山ルートを見つけにくい。登山口の清岳荘の案内板に「ガス発生時、山頂から下山する場合、山頂のプレートを背にして下れば、ルートが見つかる。」と書いてあった。確かにその通りで、一瞬ルートを見失いそうになったのは、事実である。 下山は、上二股から新道ルートを下山するのが、一般的で安全である。しかし、天候不良で眺望がないこともあり、旧道を下ることにした。 下山中、またまた団体の登山客とすれ違った。さすがに人気の日本百名山である。 登山口到着は、午前8時25分。清岳荘のおじさんに「もう登ってきたのか?信じられない。」と言われた。僕は、そんなに早いのだろうか・・・。斜里岳からの眺望を楽しみにしていたが、今回は諦めざるを得なかった。また、いつか登りたい山である。 下山後、入浴する為に、昨日車中泊した温泉施設「緑清荘」へ向かった。ここは、入浴料280円と安いが、勿論、シャンプー等の備品はないので注意が必要。泉質は、ナトリウム塩化物泉で、源泉100%の天然温泉との事。露天はなく、内湯のみである。循環用の穴がなく、湯がドンドン湯船に流れていた。湯は、満足ゆくものであったが、どうも近代的な浴室の造りが気に入らなかった。 入浴後、以前から行って見たかった神の子池へ観光に出かけた。その後、久し振りの知床半島へ愛車を走らせた。オシンコシンの滝や、知床五湖周辺で懐かしい一時を過ごしながら、時間を潰した。 明日は、最終日の羅臼岳である。天候の回復を祈るのみであった。 |
![]() 【斜里岳山頂にて】 ![]() 【三角点】 ![]() 【観光:神の子池】 ![]() 【観光:オシンコシンの滝】 ★山行記録★
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