▲雪彦山(せっぴこさん)915m
〜 修験道の山、「日本三彦山」の一座へと、足を踏み入れる 〜
2004年9月30日(木) 登頂回数1
晴れ
 GPS軌跡

日本百景、並びに、日本三彦山(新潟の彦山、福岡の英彦山、この雪彦山)の一つである雪彦山は、洞ケ岳、鉾立山、三辻山の三山を総称したものであるが、一般的には、洞ケ岳を雪彦山としている。洞ケ岳は、さらに、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の四つに分かれている。ここは、玄常上人以来の、修験者の道場となっている。 現在では四季を通じ、ハイキング、岩登り等、多くの登山者に親しまれている。

早朝に笠形山へ登り、下山後、雪彦山登山口を目指して、愛車を走らせた。登山口前の駐車場は有料(500円)。しかしこの日は、係の人が不在で、徴収されずに済んだ。目の前には、これから登る大天井岳が、迫り来るように聳えていた。ここで簡単に準備を済ませ、登山口へ向かうことにした。台風明けの登山である。下山時に通過する沢の増水が、心配だった。無理は禁物である。色々な対応計画を練りながら、歩き始めた。登山口前のポストに計画書を入れ、その左側から続く登山道へと、足を踏み入れる。登山口からすぐに急な登りとなり、15分程度歩くと、眺望の良い展望岩に出る。道中、嫌なヒルが、沢山地面を這っていた。「やっぱり、雨の後だからな・・・。ヒルが多いわ!」登山靴や衣類の中へヒルが入り込まないよう、注意しながら登った。展望岩から出雲岩までは、大して急な登りは無い。出雲岩は、ロッククライマーが多く活動している場所としても有名だ。大きな岩や塊がゴロゴロしているルートを、先へと進む。この先は、岩場の急な登りが多いが、足場がしっかりしていて、鎖等の補助もあるので、恐怖感は無い。その先には、人ひとりがギリギリ入れる程の狭さの、覗き岩がある。この岩の隙間を抜けるには、ザックを背負ったままでは無理である。とにかく狭かった。この先にある馬の背の岩場から、最後の急斜面の岩場をクリアすると、大天井岳の山頂に出る。大天井岳到着は、午前9時1分。ここは、通称、雪彦山とされている。登山者の多くは、この大天井岳へたどり着くことで、雪彦山登頂としているらしい。でも今回は、せっかくなら三角点峰まで歩いてみたいと思い、ここでは軽く休憩と記念撮影だけをして、先を目指した。大天井岳の眺望は良く、休憩には持って来いの山頂であった。三角点峰までのルートは、先程までの岩場のゴツゴツした感じではなく、起伏がなだらかで、体力的にも楽な歩きやすいルートであった。しかし、標高差がないのですぐ着くだろうと思っていたが、思ったよりも歩いた。三角点峰到着は、午前9時44分。山頂は樹林に覆われており、残念ながら、そこからの眺望は全くなかった。ここで、しばらく休憩を取りながら、しばし登頂の余韻に浸った。

下山は、鉾立山へ縦走せず、大天井岳方面へ戻り、新下山ルートを下る。下山ルートは2つあるが、新ルートの方が下り易いとのことで、このルートを選んだ。難路で鎖場の多い旧道とは異なり、新道は、急な下りには変わりないものの、危険箇所が少ない為、下山には持って来いである。沢まで下ると、そこが虹ヶ滝である。この日は、台風の大雨で水量が増えたのか、虹ヶ滝の本来の姿ではなく、それはまるで、ダムの放水のような勢いで流れ落ちていた。勿論、沢の水量も増えている。この状況下で、沢沿いを下るのは、少々危険が伴う為、一部迂回路を利用することにした。かなり増水した沢の渡渉を繰り返す。途中、沢から一度離れて左岸を登り、古い林道を東へ進む。その先で、ユースホステル方面へと林道方面への分岐に出る。そこをユースホステル方面へ取り、荒れた急坂斜面を下った。下りきると、再び沢に出くわす。その沢沿いに続く平坦なルートをしばらく進むと、ダムの堰堤へ出る。ここまで下山してくると、もう登山口は、目と鼻の先である。だらだらと歩き、登山口まで戻ってきたのは、午前11時37分である。駐車場まで戻ってきた頃、団体のハイカーが、ぞろぞろと登山口へ向かって登ってきた。これから登るのだろうか?台風後に登るのは、僕だけではなさそうだ(^_^;)人気の雪彦山である。

下山後、近くにある雪彦温泉へ向かった。ここの泉質は、アルカリ性単純弱放射能低温泉で、温泉の湧出は、毎分25Lと少ない。浴室は、内風呂とサウナがあり、露天には、最近新設された、眺めの良い風呂がある。入浴料は600円で、笹かまぼこのサービスあり。週末や登山シーズンには、混み合う温泉施設なので要注意。又、持ち帰り用の温泉もある。ちょっと高価だが、20Lを2000円で販売している。しかし一体、誰が買うのでしょうか???しかも飲用不可である。内湯、露天供に循環なので、少々カルキ臭いのがマイナス点だ。

今回の山行は、笠形山と、この雪彦山の2座で終了。台風通過直後の山行であったが、天候にも恵まれて、特に問題なく楽しめたことに満足であった。


【雪彦山】


【大天井岳山頂にて】


【雪彦山三角点にて】


【セリ岩】


★山行記録★

山行時間:4時間22分
7:15 登山口
9:01 大天井岳
10分 休憩
9:44 三角点峰
5分 休憩
11:37 登山口



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