■ Photo 紀行


2006年2月22日(水)
野伏ヶ岳
野伏ヶ岳
 日本三百名山の一座である野伏ヶ岳は、登山道の無い山であり、残雪期を中心に登られている。山頂から手前左側に伸びる尾根がダイレクト尾根と呼ばれ、最も一般的に登られている。登山口は、石徹白にある白山中居神社のすぐ近く、和田山牧場跡へと続く林道入口となる。

 今回も前回の取立山に続き、白山方面の写真撮影と、雪景色の撮影が目的となる。開放的な和田山牧場跡から野伏ヶ岳の雄姿が楽しみである。天候は快晴だったが、翌日からの予報では雨。この日に賭けるしかなかった。

山行記録 GPS軌跡
6:40白山中居神社-7:50和田山牧場跡【rest0:10】-8:24ダイレクト尾根合流地点【rest0:10】-9:44野伏ヶ岳【rest0:30】-11:03ダイレクト尾根合流地点-11:45和田山牧場跡【rest0:05】-12:34白山中居神社
 山行時間 5:54〔休憩含む〕

 前回の取立山同様、今回の山行も、大学の後輩である上田君と長山君が同行する。枚方市のいつもの集合場所でで待ち合わせて、僕の車に乗り込み登山口へ向かう。野伏ヶ岳の登山口は、石徹白の白山中居神社である。場所で言うと、ウイングヒルズ白鳥高原の近くになる。名神、東海北陸道を利用し、白鳥ICで高速を下りる。一般道を走り、白山中居神社に到着したのは、午前5時45分。ここの駐車場へ愛車を停め、簡単に朝食を取り、登山の準備を進める。白山中居神社の駐車場は、除雪が進んでおらず、ほんの僅かなスペースしかなかった。天候は、無風の快晴であり、中居神社から朝日で真っ赤に染まった野伏ヶ岳が良く見えていた。装備は、雪山基本装備にスノーシューを持参。石徹白川の橋周辺は、砂防工事中の為か、橋を渡り切る辺りまで除雪されていた。

和田山牧場跡から ダイレクト尾根
 午前6時40分、出発。快晴である。石徹白川を渡り、右奥から続く林道へ足を踏み入れる。この林道は、約300mだけだが、除雪されいた。その先の除雪終了地点には、2m程ある雪壁があるが、それを足場を作りながら乗り越える。ここからは、スノーシューに履き替え、2mの雪に覆われた林道を歩くことになる。林道は、ショートカット気味に最短ルートを探し出し、高度を上げていく。和田山牧場跡まで、約1時間程度かかった。和田山牧場跡は、雪の大雪原である。ここまで登って来て、雪遊びやスノーシューイングするだけでも価値がある。大雪原の先には、真っ白な野伏ヶ岳と銚子ヶ峰が聳え、雪原を取り囲むように白山南禅定道の峰々が連なる。まるで別世界に入り込んだようだ。ここでしばらく休憩や写真撮影をして寛いだ。大雪原には、数日前に入山したであろう、スキーやスノーシューの跡が所々で残っていた。あるはずの開拓碑は、深い雪の中。

ブナ ダイレクト尾根から
 和田山牧場跡に広がる大雪原から目の前に聳え立つ野伏ヶ岳を目指す。山頂から伸びるダイレクト尾根へ取り付く。大雪原を進むと、左手に窪地が現れ、その先がダイレクト尾根の斜面になっている。尾根は窪地を回りこんだ南側から始まっているが、迂回すると時間がかかる。尾根を巻かずに、直接ダイレクト尾根に取り付く。急斜面で苦しいところだが、ここは気合で乗り切る。ダイレクト尾根に立ち、しばらく休憩し、山頂を目指す。ここから、遥か遠くに野伏ヶ岳山頂が見え、左手には、小白山 が見える。野伏ヶ岳、小白山、薙刀山は石徹白三山とも呼ばれており、いつかは、この三座を制覇したいものである。この日は、本当に天気が良かった。青空の中、雪と戯れながら、写真撮影を楽しんだ。

野伏ヶ岳山頂 山頂直下
 緩やかな傾斜のダイレクト尾根を山頂目指し、登っていく。尾根には、所々、ブナが生えており、良い被写体になる。そのブナも登るにつれて少なくなり、雪だけの尾根となる。北東尾根とのジャンクションまでは、かなり急な傾斜のところもあるが、アイゼンの爪を利かせる程のものでもない。そのままスノーシューのクランポンだけで、ジャンクションまで登りきる。ジャンクションピークまで登りつめると、野伏ヶ岳の山頂は近い。そこには、厚い雪に覆われ、純白に輝く野伏ヶ岳が聳えていた。ここまで来ると、山頂は近い。何故かこのジャンクションピークには、風がない。休憩には、持って来いだったので、ゆっくり休む。しかし、この日は、他に登山者が居らず、この山を僕たちだけで独占した。ジャンクションピークから山頂は近い。最後の急斜面を登りきると、広い山頂であった。素晴らしい!手前に薙刀山、そして奥にはドッシリと白山が聳えている。又、 西側には、赤兎山と大長山。その左には経ヶ岳。さらに左手にひときわ白く美しい荒島岳。奥には、御岳山、乗鞍岳、北アルプス南部の山々。目を凝らして見ると、槍の穂先も見えた。何とも表現しきれない眺望を目の前に、写真撮影に没頭する。時間を忘れてしまうくらい夢中になっていたかもしれない。至福とは、この事。
 下山は、往路を下る。途中、和田山牧場跡でも、ゆっくり景色を楽しみながら休憩した。ここは、本当に良い場所。また訪れたいものだ。

JP直下を行く 白山
 下山後、ウイングヒルズ白鳥高原スキー場近くにある温泉施設、満天の湯で汗を流すことにした。入浴料700円と少々高めだが、それ以上に満足できる温泉施設である。内風呂、露天共に広く、快適で、カルシウム含有率が高い良質な泉質も素晴らしい。特に露天風呂からは、野伏ヶ岳を望むことができる。ただ、露天風呂は、スキー場のゲレンデのすぐ隣に併設されている為か、立ち上がると、丸見えかもしれない^_^;ま、とにかく満足、満足の温泉であった。又、2500円支払えば、露天個室風呂(4名まで)にも入ることができる。
 野伏ヶ岳は、天候にも恵まれ、最高の山行となった。満足いく写真撮影も出来た。今回も同行していただいた上田君、長山君、お疲れ様でした〜。又、行きましょうね♪

↑カシバードにて作成 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第300号)」



ご意見・ご感想はこちら
Since February 2000 Copyright Hiroaki Yoshida All Rights Reserved.