■ Photo 紀行


2006年2月13日(月)
取立山
取立山
 取立山は、福井県と石川県の県境に位置する標高1307mの山である。春先は、水芭蕉が咲き乱れる山として名高い。又、厳冬期には、山スキー客で賑わいを見せる。この山の魅力は、何と言っても山頂からの眺望だろう。特に白山の雄姿は見ものである。

 今回は、白山方面の写真撮影と、雪景色の撮影が目的である。晴天の中、取立山頂を目指す。今年の北陸は、特に雪が豊富だ。雪と風が創り出す自然の造形美にも、かなりの期待ができそうだ。

山行記録 GPS軌跡
6:42国道取付地点-7:07東山いこいの森【rest0:05】-8:27夏登山口-10:00取立山【rest0:40】-11:16夏登山口-12:05東山いこいの森-12:17国道取付地点
 山行時間 5:35〔休憩含む〕

 今回の取立山には、大学の後輩である上田君と長山君が同行する。枚方市のいつもの集合場所でで待ち合わせて、僕の車に乗り込み登山口へ向かう。今回の取立山は、前回登った悪天候の大日ヶ岳を忘れる程の素晴らしい山行にしたいものである。好天を期待しながら、登山口へ向け愛車を走らせる。枚方市から第二京阪、名神、北陸道を利用し、福井北ICで高速を下りる。国道416号から157号へ入り、東山いこいの森を目指す。スキージャム勝山付近から、路面は完全に凍結し、積雪も出てくる。この時期、取立山登山口は、いこいの森入口の国道沿いからとなる。国道157号は、除雪の為、サイドに積み上げられた雪により、雪の回廊のようになっている。除雪車により、5台程、駐車可能なスペースが作られている。そこへ愛車を停め、登山の準備にかかる。早朝である為か、まだ他の登山客はいない。車内で簡単に朝食を取り、ゆっくり登山の準備を進めた。今回は、スノーシューで山頂を目指す。雪が降った直後である為、スノーシューの威力が発揮できるだろう。

雪原 氷紋
 午前6時42分、出発。快晴である。駐車スペースから国道を渡り、目の前にある雪壁を越え、いこいの森へと続く林道へ入る。前日に滑ったであろうテレマークスキーの跡が林道に沿って続いていた。いこいの森キャンプ場まで、林道沿いを登っていく。地図通りに林道を歩けば、かなり遠回りしながら夏登山口を目指すことになってしまう。その為、バンガローのあるキャンプ場付近から、地図とコンパスで行き先を定め、直登ぎみで夏登山口を目指すことにする。体力的には、辛いものだが、今回のメンバーでは特に問題ない。3人でラッセルを繰り返しながら、直登を繰り返す。自分達だけで作ったルートを登り、山頂を極める登山は、達成感があるものだ。

白山 急登
 直登、トラバースを繰り返すと、一気に開放的な場所に出た。ここが夏登山口の駐車場付近であろう。ここにあるはずの電話ボックスも深い雪の中である。目の前に立ちはだかる前衛ピーク目指し、新雪の中へ飛び込んで行く。緩やかな斜面を登りきると、林道沿いを歩いて作られたであろう、しっかりとしたトレースがあった。「これは、前日のトレースだな。10名以上は、入山したんだろうな・・・。」幅があり、ちょっとやそっとの降雪では消えそうにないトレースだった。しばらくすると、このトレースは消え、前衛ピークへの急な登りに差しかかる。左の樹林帯を登れば、体力的には楽だが、ピークからダイレクトに伸びる尾根に薄っすらと踏み跡らしきものがあった為、それに従う事にした。これがまた急斜面で苦労した。雪も新雪で柔らかい為、キップスップもあまり利かない。持参した大型スコップとスノーソーで足場を作成しながら、登っていく。滑落したら、あの世行きは間違いない^_^;下山時や後続者の事も考え、安全な足場とルート作成をした。それでも雪が崩れやすく、不安定だったが、これは仕方がない。又、気になる雪崩だが、表面5センチ程は、軽い新雪だが、その下の雪面をチェックすると、かなり締まっており、安定していた。これだと、まず雪が滑り落ちる心配はない。簡単な手稲式を実施しながら登った。前衛ピークまでが、辛い登りだった。それ以降は、比較的、緩やかな傾斜となり、写真撮影を楽しみながら山頂を目指す。右手には、立派な山容の経ヶ岳、そして振り返ると朝日に輝く越前甲の姿があった。素晴らしいの一言である。天気も良く、風もない。写真撮影に没頭した。

取立山頂 山頂直下
 前衛ピークを登りきると、比較的、緩やかな傾斜となり、体力的にもかなり楽。距離は少しあるが、大長山から経ヶ岳方面を眺めながらの気持ちよい稜線歩きを楽しむ。山頂付近は、大きな雪尻が張り出していた。午前10時、GPSで現在地の確認をし、取立山頂に立つ。山頂の三角点は、深い雪の中。360度の大展望!特に白山方面の眺望は最高♪山頂では、40分程、写真撮影や、休憩したりして過ごした。下山の準備をしていると、10名以上の団体登山客が登って来た。少し驚いたが、人気の山だと実感する。下山中も、多くの登山客とすれ違う。スキーを履いた登山客も多かった。下山は、往路をそのまま戻る。登りに利用した前衛ピークの急な直登ルートを避け、右手の樹林帯の斜面にルートを作りながら、下った。しかし、天候があまりにも良く、あと1時間位、山頂でゆっくりしていたい気もした。名残惜しい取立山に別れを告げ、飛ぶように、斜面を下り、あっという間に国道まで帰ってきた。

山頂直下を行く 芸術品
 下山後、近くの温泉施設、勝山温泉センター水芭蕉で汗を流すことにした。ここは、浴槽が広く、綺麗な施設であった。しかし、露天がないのが残念。身浴、泡沫浴、サウナなどの浴室がある。又、休憩室もしっかり完備されており、湯上りの休憩には持って来いである。泉質は、ナトリウム―炭酸水素塩、塩化物泉。入浴料500円で安いが、スキーシーズンや休日は、混雑すると言う。
 今回は、天候にも恵まれ、最高の山行となった。満足いく写真撮影も出来た。同行していただいた上田君、長山君、お疲れ様でした〜。又、行きましょう♪

↑カシバードにて作成 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第300号)」



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