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■ Photo 紀行
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| 稲村ヶ岳 |
観音峰山は、山上ヶ岳から西に延びる尾根の末端に位置する山である。最大の魅力は、険峻な大峰の山々とは対照的で女性的な優しさを持つ観音平である。その展望台からは、大峰山脈北部の山々を見渡すことが出来るのも魅力的。
観音平から、険しい大峰、特に稲村ヶ岳の写真を撮影したかった。あえて厳冬期を選んだのは、厳しい寒さに耐える大峰の姿こそ、その願望に応えてくれるからである。青空を期待し、観音平を目指す。さて新雪の具合はいか程か・・・。
山行記録 GPS軌跡
6:55観音峰登山口-8:34観音平【rest0:10】-9:15観音峰【rest0:15】-10:50観音平-9:44観音峰登山口 山行時間 2:49〔休憩含む〕 |
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| 今年は、予想以上の寒波が来た。この時期には、考えられない程の積雪量が、各地で記録されている。この状況だけに、登山口へ向かうのも一苦労。僕の愛車は、まだノーマルタイヤだった。例年ならば、年が明けてからタイヤ交換すれば、問題ない。しかし、今年は駄目だ。いくら4WDでもひっくり返りそうな状況なのである。仕事で忙しくしていて、タイヤ交換をする時間もなかった為、今回はチェーン持参でのアプローチとなった。20日の早朝、同行の水田君と、愛車で登山口のある洞川を目指す。天川川合の手前5km位から一気に積雪が増える。頭の中で、チェーン装着のタイミングを思案しながら、慎重な運転を続ける。愛車プラドは、ちょっとした積雪ならば、急坂であれど、何の問題もなく登っていく。雪山に強いグッドリッチのノーマルタイヤがここで性能発揮か!?と思ったものの、結局、天川川合でチェーン装着の判断を下した。この先、洞川までの山道が危険だからである。久しぶりのチェーン走行である。ちょっと嬉しかった♪チェーン走行を楽しんでいるうちに、蛇トンネルを越え、観音峰登山口前の駐車場に着いた。 |
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登山口は、トイレや休憩所のある広い駐車場だ。かなりの積雪があり、一面銀世界。気温が低いが、無風の為、あまり寒く感じなかった。愛車周辺の雪をスコップでかき出し整地する。寒いので、ゆっくりと登山の準備を進めた。完全防寒体制で望む。一応、スノーシューも持参で登る。出発は、午前6時55分。
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| 観音平 |
観音峰山頂 |
車道を歩き、バス停裏の登山口から登山道へ入る。アイゼンは、歩き始めから装着しておいた。登山口は、駐車場裏の吊橋を渡った所と、バス停裏と2箇所にある。今回は、後者から登ってみることにした。ルートには、うっすらとトレースが出来ており、それを忠実に辿る。観音の水手前で、駐車場裏からのルートと合流する。緩やかなルートを登っていくと、左へルートが分岐するが、これは展望台への道である。この時間、雲が多くて良い眺望を望めそうに無かった為、ここは帰りに寄ることにした。展望台分岐から少し登れば、今度は、立派な休憩所のある神社跡に着いた。休憩には持って来いの場所だが、この日のように寒い日は、利用できそうにない。ここから観音平まで、急坂が続く。観音平手前でトレースが消え、ルートは自分達で作らなければならない。尾根を外さぬよう、慎重にルートを探しながら、歩みを進める。観音平到着は、午前8時34分。残念ながら、稲村ヶ岳方面は、厚い雲に覆われたままだった。この日の目的地、観音峰まで、後少しだが、トレースがなく、かなりのラッセルが必要とされる。ここから同行の水田君に、持参したスノーシューを提供し、山頂を目指す。アイゼンのみでの登高を、余儀なくされた僕は、とても苦しかった。深い所では、腰まで雪に埋まる状態。前をスイスイ行く水田君が、羨ましく思える程だった。尾根を外さないように、赤テープがあれば、それを目印にし、山頂を目指す。不明箇所では、GPSとマップポインターを利用し、現在位置を確認しながら、登った。山頂直前まで来ても、ラッセルしながらの歩みは、一向に進まなかった。午前9時15分、苦労の末、ようやく山頂到着。目的の写真撮影への意気込みは、どこに行ったのやら・・・。疲労困憊であった。
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| ジュエリーショウ |
弥山方面 |
山頂では、少し休憩し、記念撮影だけして往路を下る。途中、観音平手前辺りから、青空も出て来て、太陽光が眩しく感じられる。ゆっくり天候が回復してきた。「よし!観音平で撮影できるかも・・。」気持ちが高ぶってきた。気合で観音平を目指した。観音平でカメラの用意をしていると、厚い雲で覆われていた稲村ヶ岳の雲が動き出した。数分が勝負だと睨み、夢中でシャッターを切る。この日の目的は、青空下にベットリ雪を被った稲村ヶ岳の撮影。しかし、それは、この状況下では無理なことだった。フレーム内で、山々から滲み出てくる不安感と冷感を表現する事だけに集中し、撮影する。3分後、稲村ヶ岳は、厚い雲に覆われ、姿を見せる事はなかった。
僅かな時間ではあったが、観音平での撮影を楽しみ、下山にかかる。下山途中、帰りに寄ろうと決めていた展望台に立ち寄り、ここでも、弥山方面の景色を写真に収めた。 |
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| 新雪 |
稲村ヶ岳 |
下山は、飛ぶように下った。いつものようにあっと言う間の下山だ。帰りに洞川温泉の洞川温泉センターで入浴を楽しみ、帰路に着いた。まるで厳冬期の様相で迎えてくれた観音峰山。山や、そこで生活する生き物達はきっと、突然の寒波到来に驚いているに違いない。これも異常気象だと考えると、先が思いやられる。我々に、美と感動を与えてくれる素晴らしい山々に感謝し、それを大切にするという気持ちを忘れたくない。大切なその気持ちを忘れぬよう、今から行動を起こすべきなのだ。小さな事からでも良い。自然と人間との共存について考えてみるべきではないだろうか。
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| ↑カシバードにて作成 |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第300号)」 |
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