| ▲大朝日岳(おおあさひだけ)1870m |
| 2004年7月25日(日) 登頂回数1回 晴れ 朝日連峰は、全国第2位の広さを誇る、磐梯朝日国立公園に属する。標高1870mの主峰、大朝日岳から北西に伸びる主脈は、30kmにも及ぶ。標高こそ2,000mに満たないが、優れた原始的空間を保つその姿は、日本アルプスに匹敵するとも言われている。 飯豊山より下山し温泉を楽しんだ後、翌日に予定している朝日岳の登山口である、朝日鉱泉を目指した。移動距離が長く、運転だけでかなり疲れてしまった。しかも、土砂崩れの為、朝日鉱泉への県道、宮宿〜白滝線が、一部通行止めとなっていた。大きなゲートと「通行止め」の看板があり、入れない。ゲート前に駐車している車もあったが、そこから歩くと14kmもある。「仕方ない!コースを変更しようか。小寺鉱泉から登るルートでも、十分日帰りができるよな。」といったわけで、急遽、小寺鉱泉から登る計画へと変更した。しかし、ここから小寺鉱泉は、通行止めの影響もあり、かなり遠回りしなければならない。距離にして50kmもある。ただでさえ、飯豊山登山後の運転でくたびれているというのに、これには参った。1時間以上ロスして、小寺鉱泉付近まで来ると、また例の「通行止め」の看板が出ていた。念のため、看板の説明を読んでみると、「朝日鉱泉方面通行可」となっている。「なるほど、小寺から朝日鉱泉への、迂回ルートがある訳か!」一旦は、小寺鉱泉からの登山計画へと変更したが、やはり朝日鉱泉から登ることにした。迂回ルートを通り、一度は諦めかけた県道、宮宿〜白滝に入った。ここからは、比較的走りやすいダートの林道で、朝日鉱泉を目指す。やっとの思いで、朝日鉱泉へ到着した。「疲れた・・・」かなりの疲労困憊であった。軽く夕食を食べ、早々と眠りについた。 25日は、午前3時半に起床し、準備を進めた。朝日鉱泉からは、急坂で有名な中ツル尾根を登り、山頂をピストンする計画である。天気は快晴で、雨の心配はなかった。 出発は、午前4時17分。朝日鉱泉の前の坂を下り、猿渡ダムの吊橋を渡る。朝日川の一支流に沿って登山道があり、鳥原山・小朝日岳への分岐、さらに、御影森山へ左折する分岐を直進する。中ツル尾根へは、途中、いくつかの吊橋と沢を渡りながら、沢に沿って出合を目指す。中ツル尾根への取り付きである出合から、大朝日岳までは、一方的な直登となる。尾根上の水場は、長命水が1箇所あるだけだが、見事に涸れ果てていた。ここは、とにかく急で、辛かった。「ま〜、この尾根は、アップダウンが殆どないので、登れば山頂だ!」と言い聞かせながら、黙々と登った。眺望の方は、北面に小朝日岳、南面に御影森山を望むことが出来た。なかなか良い。疲れた身体も、素晴らしい眺望に出会えると、楽になるものである。森林限界を越えると、「ここは、まるで日本アルプスだな!」と思える程の雰囲気であった。気持ちよい稜線を、山頂目指して登り、午前8時48分、山頂に立った。 山頂からの眺望は、霞んでいてあまりよくなかったが、気持ち良い青空の中、のんびりと過ごした。山頂にいる登山者は、口々に「日帰りで大朝日とは・・・」とか「この中ツル尾根を、日帰りとは考えられない!」とか言っていたが、早朝に出発し、時間にゆとりを持って行動すれば、出来ないことはないのである。 下山は、登ってきたこの中ツル尾根を、一気に下る。汗だくで下山したのは、午後12時15分。下山後、早速、楽しみにしていた朝日鉱泉での入浴に出かけた。 朝日鉱泉の源泉は、川の中にあり、川底からブクブクと湧きあがっている。風呂は、小さい内風呂だけだが、ここの泉質が素晴らしい。含鉱泉で、お湯は赤茶色、鉄分が多いように見え、匂いも独特である。源泉の温度は19.8度なので、一度、沸かして利用している。この日は、混雑することなく、僕と五百住君2人だけだったので、のんびり楽しむことが出来た。「ここは、3人以上は、無理だな・・・」それくらい小さいお風呂である。値段は、日帰り入浴で500円と、安いのも魅力的。 今回は、2日間で、飯豊山、大朝日岳へ登るという、過酷な計画であった。しかし、天候に恵まれた事もあり、無事、登頂出来たことに、満足している。同行の五百住君にも感謝。 大朝日岳の登頂で、日本百名山は、92座目の登頂となった。 |
![]() 【大朝日岳山頂にて】 ![]() 【山頂はすぐそこ(左奥)】 ![]() 【タテヤマリンドウ】 ![]() 【中ツル尾根より大朝日岳】 ★山行記録★
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