■ Offline Meeting


2004年10月12日(火)
子ノ泊山オフ
子ノ泊山にて「い○ち」!
紀伊半島の南東部、三重県側の山々の中で最も高く、同県紀宝町と紀和町の境に聳えるのが、子ノ泊山である。京阪神や遠くは関東からも、多くの登山者が訪れるのは、十二支の「子(ね)」が付いた珍しい山名であるからだそうだ。子ノ泊山には、有名な立間戸谷がある。ここは南紀を代表する沢で、技術的にはそう難しくない。しかし、登山者のレポなどからの情報によると、この沢で、ルートファインディングに苦労したという。子ノ泊山は、登山よりも、沢登りで有名なのかもしれない。それ故に、登山道と沢屋のルートとが、複雑に入り組んでおり、確かにそのルートファインディングには、多少苦労させられる。

今回は、ネット仲間である秋さんとのオフ会である。当初の計画では、同じくネット仲間のジンライムさんも参加される予定だったのだが、お仕事の関係上、今回は、残念ながら不参加となった。次回は是非、ご一緒しましょうねヽ(^。^)ノ
山行記録
5:43登山口-11:25子ノ泊山【rest0:10】-14:30登山口 山行時間 8:47〔休憩含む〕

 前日の夜、勤務先の堺市からの出発となった。子ノ泊山まではとにかく遠く、同じ関西に住んでいるとはいえ、登山口までの道程は、かなりのものだった。登山口である下和気へ到着したのは、午前2時前であった。「ホンマに疲れたわ・・・。」まるで、長野や新潟へ、遠征しているかのような疲れようだった。登山口の横には既に、秋さんのハイエースが停まっていたので、その後方の駐車スペースへ車を停めた。集合時間の午前5時前まで、ここで仮眠を取ることにした。よほど疲れていたのか、缶ビール一杯で爆睡状態に・・。

 午前4時半、携帯電話のアラームで目が覚めた。簡単に朝食を取り、車外にて登山の準備を進めた。外でゴソゴソしていると、秋さんが車から出て来られた。「おはようございます〜(^^♪まだ暗いっすね〜」軽く挨拶を交わした。この日は、子ノ泊山と烏帽子山の2座を登頂する予定である為、暗い時間帯からの出発となった。出発は午前5時43分、ヘッドランプを付けて歩き始めた。

立間戸谷 一枚岩の滝
 登山口には標識もあり、分かり易い。ルートも明瞭で、何の問題もなかった。ただ、この日は蒸し暑く、歩きだしたとたん、汗だく状態だった。快調にスタートしたものの、すぐにルートを見失ってしまった。「うーん。ルート不明瞭ですね〜。」しばらく真っ暗闇の中、ヘッドランプの光のみでルートファインディングを試みたが、一向に見つからなかった。取り合えず、入念に、登山口まで引き返すことにした。かなりの時間ロスをしてしまったが、迷ってしまってはどうしょうようもない。再度、登山口から歩き始めた頃には、辺りも明るくなり始めていた。ロストした地点まで来て、ゆっくり地形を眺めながら考える。立間戸谷の沢を渡渉し、ルートを探すと、対岸の右岸に赤テープがあった。「よし!ルートがあった!」対岸に渡り、踏み跡程度の登山道へ足を踏み入れる。その先にあるゴツゴツとした岩場を越えると、ルートは左岸へ続いていた為、渡渉して対岸へ渡る。ここからしばらくは、沢から離れる。比較的歩き易いルートで、問題箇所はなかった。しばらく歩くと「源助の滝」の分岐があるが、ここは、帰りに時間があれば寄ることにし、先を急いだ。この辺りの登山道は、少々荒れ気味で、最近歩かれた形跡がなかった。うっすらと踏み跡の残るルートを、忠実に辿り、その先の急な斜面を降りると、沢に降り立つ。ここから再度、長いハシゴを登り、沢から離れる。ふと横を見ると、綺麗な一枚岩の滝があった。その名は分からないが、綺麗な滝であったのは確かである。ハシゴを登りきり、立間戸谷の本流に沿って、しばらく山歩きが続く。所々、不明瞭な箇所も多い為、赤テープを頼りに歩を進める。立間戸谷の河原へ出ると、ルートが消えた。「また消えましたね・・・(^_^;)」ここまで来ると、毎度のことに、びっくりするほどでもないが・・。目を凝らして探すと、沢の対岸に、赤テープと小さな石を積み上げたケルンがあった。「間違いない!あそこだな!」渡渉して沢を横切り、立間戸谷の支流へと足を踏み入れる。同行の秋さんは、赤テープを見つけるのがとても早いので、心強い。沢沿いにルートを進み、苔むした美しい沢を眺めながら登るが、突如また赤テープが消え、ルート不明瞭になる。「すぐそこまでテープがあったのだが・・・」ルート探しに没頭する。崩落しかけの岩場をトラバース気味に登ったり、岩場で直登ぎみの箇所へも、少し足を踏み入れたりしたが、ルートらしいものはなかった。「一旦、沢まで降りましょうか!」とのことで、一度沢まで降り、沢沿いを直登気味に登ると、うっすらとルートらしい箇所があった。「これですかね・・・?」秋さんも僕も、藪山を良く歩いているので、全てがルートに見えてしまうのである。踏み跡を辿ったが、「赤テープが全くないのはおかしいですね。ここへ迷い込んだ登山者が付けたルートっぽいですね〜」赤テープの付け方が無茶苦茶で、全く当てにならなかった。確実な場所まで引き返し、考え直すことにした。僕は、何故このルートへ入り込んでしまったのかを考えたかった。辺りを見渡しながら考えていると、ふと、左斜め上の太い木に、巻かれている青テープが見えた。「これですよ!」正規ルートを発見したのである。安堵の気持ちが、身体中から湧き上がって来るのを感じた。しかし、このルートは、左方向へ鋭角に曲がっており、しかも、青テープの位置が高すぎる為、分かりにくい。勿論、道標なんてないのだから。

下和気登山口 プレハブ小屋
山頂 一等三角点
 正規ルートへ入ると、登山道らしきルートになり、快調なペースで登って行く。その後も幾度となくルートを見失い、その都度、ルートファインディングに苦労させられた。国土地理院による地質調査に使うテープもある為、それに惑わされてしまうのである。今回の山行では、GPSと併用する、マップポインターを持参しなかった。これは反省すべきことである。マップポインターと地形図があれば、それを利用した読図により、これほどにまで時間をロスすることもなかったかもしれない。出発時、時間を気にせず、落ち着いて行動していれば、忘れる事もなかったであろう。

 再度、立間戸谷の本流へ降り立ち、赤テープを頼りに、対岸へと渡渉して渡る。右手には古びたプレハブの小屋があったが、赤テープの示すルートは、それとは逆に左手に続いていた。僕たちもそれに従い進むが、途中から急坂で、しかもかなりの藪漕ぎになって来た為、「どうもこれはルートじゃないですよね」とのことで引き返す。気になっていたプレハブ小屋へ向かうと、その奥にもテープがあり、その先には、古びた「子ノ泊」という標識があった。「あった、あった!こっちがルートですね!」しかし、先程の赤テープは紛らわしい。あれは恐らく、国土地理院が調査の為に貼り付けた赤テープである為、要注意である。さて、ルートは、プレハブ小屋の裏手から、沢の対岸へと続いている。渡渉して対岸へと渡り、沢沿いのルートをテープを頼りに辿る。すこし歩くと、突然、登山道が消えた。ルートを見失ったというよりも、ルートが土砂崩れにより、流されてしまったのである。「これも台風の影響なのでしょうね〜」と秋さん。ルートは、その崩落した箇所の対岸から、先に続いていた。秋さんが赤テープを頼りに正規ルートを発見し、崩落箇所を渡り、そこへ入った。ルートは傾斜が増し、一気に高度を上げる。この先のルートは比較的明瞭で、一旦、沢に降り立ち、その先にある古い小屋跡の横から、沢を渡渉し、再度登り返す。その先をしばらく進むと、林道っぽい場所に出た。「まさか・・・。これは林道ではないでしょうね(^_^;)」答えは、そのまさかだった。林道が突然、登山道を横切っているのである。がっくりした。林道を渡った向かいの踏み跡が、登山道だと思ったが、実際は違うようだったので、その林道をしばらく歩いた。林道を歩いていると、向かいの斜面に赤テープが見えた。そこを登るとルートがあった。ここを登り切ると、左手に山頂が見えた。「よし!やった!山頂だ!」登頂は、午前11時25分。本当に、長くて辛い登山であった。秋さんと、ガッチリと握手を交わし、一等三角点に触れ、しばらく登頂の余韻に浸った。ここで、ゆっくり休憩したかったが、雨が降ってきた為、急いで記念撮影をして、下山準備を進めた。下山前、登頂記念に、山頂にあった記帳ノートへ、秋さんと共に記帳した。山頂には、「下和気ルートは、台風災害の為、不明瞭箇所が多いので注意!」という看板があった。山頂にこんな看板があっても駄目だ。是非、登山口に、このような案内板が欲しいものである。

古びた道標 大崩落の谷
突然、林道が出現! 山頂にて
 下山は、往路を戻るが、下山中も何度かルートを見失い、かなりの時間ロスをしてしまった。下山途中、美しいことで有名な、立間戸谷の沢の撮影をし、下山する。登山口へは、クタクタ状態での下山となった。当初予定していた烏帽子岳へ登る時間は、残っていなかった。今回のようなルートの状況下で、よく子ノ泊山へ登頂出来たという達成感と、無事に下山できたという安堵感だけで、十分満足であった。

 今回利用した下和気コースは、今後、台風被害で荒れた登山道が復旧されるまでは、あまりお勧めできない。ルート不明瞭な箇所も多く、予想以上に、時間をロスする可能性があるからである。僕が持参したルート作成用の赤テープは、今回の山行だけで、殆ど使い切ってしまうほどであった。

 下山後、近くにあるの温泉施設、「熊野川温泉・さつき」で、秋さんと共に、汗を流した。ここは、予想以上に、綺麗な温泉施設であった。入浴しながら、秋さんと山の話で盛り上がり、ゆっくりと疲れを癒した。入浴後、ここで解散となった。

 秋さん、今回も有難うございました(^^♪辛く苦しい登山となりましたが、達成感はありましたね♪楽しかったです!(^^)!是非、次回もご一緒しましょうね〜

コースマップ (GPS軌跡)↑Click カシバードにて作成
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第300号)」

今回参加のメンバー
秋さん
ちょっと山にいます。



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