| ▲中八人山(なかはちにんやま)1408m |
| 2005年4月11日(月) 登頂回数1回 雨 一風、変わった名を持つこの山は、地元村民8人の持山であったところから、生じた名称である。八人山は、奥、中、西、南、下と5つある。その中でも中八人山は、5つの八人山の内、唯一、三角点の埋まるピークである。又、標高においては、南八人山(1408m)が、一番高い。八人山周辺は、訪れる登山客も少なく、ルートも、藪で覆われ、不明瞭な箇所も多い。静かな山を好む、玄人向けの山であろう。 長丁場の中八人山である。深夜、いつもより少し早めに自宅を出発し、雨の中、登山口へ向け愛車を走らせる。今回の登山口は、滝川沿いの滝谷橋。国道168号を南下し、十津川村の風屋を越えた辺りで左折し、林道へ入り、奥里方面へ向かう。この林道は、日本の滝100選である、笹ノ滝へと続く林道である為か、狭いが、完全舗装で走りやすく、途中に立派なトイレもあった。滝谷橋の登山口前には、2、3台分の駐車可能なスペースがあったので、そこへ駐車した。登山口には道標がない。しかし、林業用のモノレール小屋があるので、それを目印にすれば良い。素早く朝食を取り、登山の準備にかかる。この日の天気予報は、雨後くもりであった。「下山時には雨も止んでるだろな・・・。」回復傾向だから、問題はない。 モノレール小屋の横に、テープがぶら下がっていたので、そこから登る。登山口から744mピークまでは、モノレールのレールと、鹿避けネット沿いに、登山道が付けられているので、迷う心配はない。以前は不明瞭な箇所も多かった、744mピークまでのルートであるが、今では急登なだけで、その心配は全くない。レールが途切れる辺りからは、石仏山からの尾根をへと入る。所々、不明瞭な箇所もあるが、目印のテープが要所要所にある為、それを頼りに登る。又、気になる箇所には、持参した赤テープを貼りながら登った。自然林の中を黙々と登る。ルート不明瞭箇所は、尾根伝いに登ることを意識しながら、クリアしていく。石仏山北峰に到着は、午前8時19分。心配した雨は、降ったりやんだりの小雨だったの為、さほど登山には影響しなかった。しばらく休憩し、中八人山へ向かう。 石仏山から中八人山までは、小さなアップダウンのみの尾根伝いルートである為、体力の消耗は少ない。大森ノ森(1249m)までは、自然林で囲まれたプロムナードの中を歩く、気持ちよいルートだ。しかし、その先からが酷かった。背丈程のスズタケで埋まる、ブッシュの始まりである。笹のブッシュを掻き分けながら、突進あるのみ。笹の下に薄っすらと残る、踏み跡を見落とさないよう登りきると、宮ノ谷頭のピーク。このピークから北向きに、薄い踏み跡があるが、気にせずルートを南東へ取り、深い笹のブッシュを下降する。さらに西八人山への登りとなり、一気にクリアして行く。西八人山から中八人山への方向がよく分からない。小さな標識とテープがあったので、それに従うが、どうも怪しい。落ち着いて、頭の中で方位を確かめながら、南東へ続く踏み跡を選んだ。結果は正解。緩やかな斜面を登りきると、三角点埋まる中八人山の山頂であった。長町場で、しかもそこそこの苦戦を強いられた山であった。山頂で達成感に浸りながら、ゆっくりと休憩を取った。しかし、身体は休息を求めているが、頭の中は下山の事でいっぱい。そう!迷わなぬように、下山しなければならないのだから。 往路を慎重に下り、午後12時54分、無事、登山口へ下山する。やっと緊張から開放され、安堵の気持ちでいっぱいになった。あいにくの天候だったが、この山には、なぜか雨が似合うような気がする。 帰りに、十津川温泉「ホテル昴」内の「星の湯」で入浴した。予定では、お気に入りの十津川温泉「吉乃屋」での入浴を考えていたが、残念ながら臨時休業だった。十津川温泉は、全ての温泉施設が「源泉かけ流し宣言」している温泉である。勿論、ここ「星の湯」もそうだ。ただ、源泉の温度が70度と高いので、加水して温度調節している。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉。入浴すると感じることが出来る、お肌のツルツル感は、十津川温泉の泉質魅力だ。満足の湯を楽しめた。十津川温泉(湯泉地温泉、十津川温泉、上湯温泉の3つどれも)は、特にお勧めです。 近畿百名山の難関の1つでもある、中八人山へ登ることが出来た。充実感と達成感に満ち溢れた、満足のいく1日であった。 |
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