| ▲三輪山(みわやま)467m |
| 2004年10月3日(日) 登頂回数1回 曇り一時雨 三輪山は、高さ467mの美しい円錐形の山である。大神神社は、この三輪山を御神体としている。山そのものが御神体である為、本殿はない。神体山であるこの山は「お留山」として近世まで、奈良奉行が許可した落葉札をもつ社家外若干人しか、入山はできなかった。しかし現在は、その霊威を崇め、全国からの三輪山登拝を希望する人が多い為、これらを特別に許可している。登り道は一本であり、それ以外から立ち入ることは許されない。もちろん飲食、喫煙、カメラ・ビデオ撮影も禁じられており、3時間の入山時間制限もある。敬虔な祈りを神に捧げる人のみ、登拝できるの山だ。狭井神社の勤番所にて、住所氏名を告げ襷を頂き、拝殿前の祓串にて自ら身を祓い、登拝するのが決まりとなっている。 この日は当初、ネット仲間とのオフ会で、上信越方面へ向かう予定であったが、個人的な理由で、参加出来なくなってしまった。せっかく連休を取っていたので、ボケーッと過ごすのも馬鹿らしく思え、ハイキングがてら、近くの山へ出かけることにした。今回は、大学時代からの岳友である西田さんと、奈良の桜井市にある、三輪山へ向かった。三輪山は、高校時代、よく訪れた場所である。それは、学校から近かったということもあるが、ことに山岳部の練習でよく訪れたものである。学校から大神神社までのコースを何度も走った。時には、ザックに石等の重りを入れての、地獄のようなトレーニングもあった。 三輪山への登山道は、狭井神社からのルート一本しかない。狭井神社には、大神神社から山之辺の道を、10分程歩けば着く。大神神社にてお参りし、狭井神社へと向かった。狭井神社では、勤番所にて入山料(300円)を支払い、入山許可証代わりの白襷を頂いた。三輪山入山中は、この襷を肩からかけておかねばならない。午前8時10分、山頂目指して登り出す。登山道はよく整備されており、歩き易くなっていた。日曜日だということもあってか、天候が雨だというのに、参拝者が多く賑やかである。ここ三輪山では、信仰深いことで知られる大峰の山上ヶ岳等と同じく、山での挨拶は「こんにちわ〜」ではなく、「ようお参り〜」である。この「ようお参り〜」の声が、あちらこちらで聞こえる。山中には、水行場や、注連縄をした神木が多く、神の山を歩いているのだという実感が沸いて来る。標高467mの山だが、結構、登りがいがあった。山頂には祠が祀られ、そこから先へ進むと、多くの巨岩が密集した磐座に出る。登山道は、東の巻向山方面へ向かって続いているが、ロープが張られており通行止めになっている。山頂に、「三輪山頂」の標識はない。山頂周辺を散策しながら、三角点を探した。祠周辺にあると聞いていたが、見当たらない。「もう、帰ろうか!」と思ったが、一箇所だけ、どうも気になる箇所があったので、最後に足を踏みいれて見たくなった。それは、背丈程もある笹藪の中に、薄っすらと踏み跡がある場所であった。一人がやっと入れる程の狭い藪中へ、頭を下げて入ってみると、そこには待望の三角点があった。「写真を撮りたい〜」と思ったが、ここは我慢である。 三角点に触ることさえ出来れば、満足である。雨足もきつくなってきたので、下山することにした。下山中、大きなオオスズメバチと遭遇した。この時期は、最もスズメバチの活動が活発になる時でもあるので、注意しなければならない。 下山後、狭井神社にて襷を返却し、登山口前でのみ許される記念撮影を済ませ、狭井神社を後にした。 下山後、近くにある「あすかの湯」で汗を流した。その後、三輪そうめんで有名な「池利」のお店である「千寿亭」で、三輪そうめんを食べた。大神神社の駐車場付近にも沢山のお店があるが、時間があるなら是非、この「千寿亭」をお勧めする。冷そうめんはもとより、にゅうめん、会席風お膳等々、品数も多く、ゆっくり落ち着ける雰囲気があるお店である。 今回は、あいにくの天候の中でのハイキングであったが、懐かしの土地を踏むことができ、感無量であった。 |
![]() 【狭井神社】 ![]() 【登山道入口】 ![]() 【襷をかけて狭井神社にて】 ★山行記録★
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