▲甲武信岳(こぶしだけ)2475m
〜 甲斐、武蔵、信濃にまたがる奥秩父の要の山へ 〜
2003年3月26日(水) 登頂回数
晴れ


3月度の最後の百名山ツアーとして計画したのは甲武信岳(2474M)だ。西沢渓谷から戸渡尾根を登る、急登で長大なコースを計画した。今回の同行は、前回の両神山、赤城山に同行していただいた大学時代の後輩、五百住君と上田君。今回も前回同様、25日の夜に、滋賀県大津市で2人と待ち会わせて、山梨県へ向かった。滋賀:瀬田東IC出発は午後11時40分。途中、中央道の諏訪南IC付近で大型車の大事故があり、約2時間、高速道路上で通行止めをくらった。今回の山行に影響が出るのでは、と心配したが、問題なく午前5時50分に西沢渓谷に到着した。ここは近くに道の駅「みとみ」もあるし、広い村営の無料駐車場があり便利だ。そこから見上げる鶏冠尾根は新雪で真っ白になっていて、まるで厳冬期の装いだった。

この日は長丁場になる為、急いで準備をする事にした。村営駐車場出発は午前6時20分。天候は快晴だ。駐車場からは西沢渓谷の遊歩道を20分程歩き、近丸新道入口到着は午前6時45分。ここからは登山道で、残雪が多く、薄っすらとトレースは残っているが不明瞭な箇所も多い。20分程歩くと、雪渓をトラバースする箇所にさしかかった。この辺りは登山道の崩壊も激しく、アイゼンなしでは不安だったので、装着することにした。今回は3人ともシャルレの12本爪アイゼン。登山道はヌク沢を渡り、戸渡尾根の1869Mピーク(徳ちゃん新道分岐)に向け、長い急坂を登る。途中、一度休憩を入れ、1869Mピーク到着は午前8時30分。ここから木賊山(2468M)まではさらに長い長い登りが続いた。昨夜降った新雪で積雪も多い。膝下までズボズボ埋まってくる。ラッセルが始まった。SLで先頭を行く五百住君のラッセルでどんどん進む事ができたが、3人とも疲労困憊状態だ。稜線が遠かった(>_<)。長い登りを終え、木賊山(2468M)到着は午前11時00分。山頂の標識が雪に埋まっていて不安だったが、GPSはここが山頂と示していた。ここで10分程、休憩を取り、甲武信岳(2474M)向け出発した。「さ〜。ここまで来れば甲武信岳は近いな!」と気分が良くなり、歩き出したのは良いが、木賊山から甲武信小屋までの下りで速攻、腰まで埋まって身動きが取れない。ここまで来て敗退は悔しい!3人とも必死で甲武信小屋を目指した。途中、甲武信岳が綺麗に見える所があったので、数枚撮影した。この日の天候は最高だった。こんなに辛くても、天候が良ければ辛さも吹っ飛んで行くものだ。甲武信小屋から山頂までのトレースはないが、危険箇所もなく、順調に登る事ができた。甲武信岳(2474M)到着は午前11時50分。本当に長く辛い登りだった。雪の甲武信岳を登る事ができたという、達成感が大きかった。

下山は、往路を下る計画だ。山頂で20分程休憩をした後、下山を開始した。気温の上昇と共に雪が柔らかくなった為、より一層歩行が困難になり、ズポズポ雪に足が埋まった。今回、スノーシューは持って来なかった。これは今回の反省すべき点だ。雪が腐る春山こそ、スノーシューは威力を発揮するのに・・・。雪が腐ったせいもあって、下山も長く感じられた。しかも、1869Mピーク手前の登山道で、明らかに熊に襲われたであろう(お腹部分のみパックリえぐられた)鹿の死体を発見してしまった。死体はまだ新しいので、熊は近くにいるだろうし、必ずそこへ戻ってくるかと思うと恐くなった。熊避けでガンガン音を鳴らしたり、声を出しながら下山を急いだ。これには精神的に疲れた。

西沢渓谷の村営駐車場到着は午後3時20分。3人共、疲労困憊。しかしながら天候が良かった点は救われた。今回の甲武信岳は長く、辛い登りの連続でだったが、達成感は素晴らしいもので、満足感で一杯だ。

下山後、三富村温泉休養施設「笛吹の湯」にて疲れを癒した。本当は次の日に、雲取山を目指す予定だったが、疲労の為、その日を休養に当て、雲取山は次回の計画に入れる事にした。


【木賊山からの甲武信岳】


【甲武信小屋】


【甲武信ヶ岳山頂にて】


★山行記録★

山行時間:8時間00分
6:20 村営駐車場
6:45 登山口
8:30 1869Mピーク
10分 休憩
11:00 木賊山頂
10分 休憩
11:50 甲武信岳山頂
20分 休憩
12:45 木賊山頂
15:20 村営駐車場



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