▲笠捨山(かさすてやま)1352m
〜 南奥駈最高峰の山頂へ立つ 〜
2004年11月24日(水) 登頂回数1
晴れ
 GPS軌跡

大峰南奥駈道の最高峰である笠捨山は、「千年斧入らず」と言われるほどの、原始林で覆われている。昔、西行法師様が、この山のあまりの寂しさに、笠を捨てて逃げたという話から、この山の名前が付いたといわれる。明治初期には、郵便配達人(当時は、逓送入[ていそうにん]と呼んでいた。)が、郵便物を、十津川村の風屋、折立、そして玉置山を越え、深夜1〜2時ごろにかけて笠捨山を通り、下北山村の浦向まで運んだという説が残っている。この当時の話は、「笠捨山のおばけ」という、十津川郷の昔話として、今でも語り継がれているのである。

今回は、久し振りに大学時代の後輩である佐藤君と、長山君を引き連れての山行である。大峰南部の笠捨山と、玉置山へ登り、下山後は十津川温泉を楽しむといった計画だ。早朝、大阪堺市で集合し、笠捨山の登山口、白谷トンネルを目指した。しかし、車でのアプローチが遠かった。片道150kmの道のりである。白谷トンネルは、十津川村と下北山村とを結ぶ、国道425号にあり、行仙岳の直下付近を通っている。国道425号は、「酷道マニア」にとっては、たまらない程の酷道ぶりである。細い林道を舗装しただけのこの道も、一応は、国道である。

白谷トンネル東側にある登山口へ到着したのは、午前7時30分。登山口は、トンネル東側の入口手前150m程の所にある。標識と、NTT電波中継施設巡視路の看板もあるので、分かり易い。登山口からは、まず行仙岳へと登る。登りは、NTTの電波中継施設巡視路である為、鉄製や丸太の階段がかなり多く、急登だが、整備された登山道である。1時間足らずで、稜線に出る。そこの分岐を右へ、5分程登ると電波中施設のある、行仙岳の山頂到着である。山頂からは、釈迦ヶ岳方面の眺望のみが得られた。しばらく休憩し、笠捨山向かった。

先程の分岐から、縦走路を10分程、南へ下ると、綺麗な行仙小屋がある。「夏には、かなり混雑するのだろうな〜」などと想像しながら、先を目指した。時折、木の間越しに笠捨山が見え隠れする。割と近そうに見える山頂であるが、結構、アップダウンも多く疲れる。「このアップダウンだと、帰りが大変だな!」メンバーと、冗談交えの愚痴を言い合いながら登った。

笠捨山は、二等三角点が埋まる、標高の高い西峰と、電波反射塔の立つ東峰からなる双耳峰である。一苦労して、西峰へ到着したのは、午前9時57分。山頂からの眺望は、良かった・・・。南には、玉置山、五大尊岳へと続く南奥駈への稜線、北には、釈迦ヶ岳から大台方面迄を見渡す、素晴しい眺望であった。山頂では、久し振りにゆっくりと休憩を取り、至福の時を過ごした。今年は暖冬であるのか、春先のような陽気であった。下山は、往路を戻り、登山口まで戻った。

下山後、すぐに準備し、国道425号を、十津川方面へ向けて愛車を走らせた。次なる山は、玉置山である。


【行仙岳山頂】


【笠捨山】


【笠捨山頂にて】

★山行記録★

山行時間:4時間28分
7:47 白谷トンネル
9:57 笠捨山
40分 休憩
12:15 白谷トンネル



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