| ▲鳳凰山(ほうおうざん)2840m |
| 2003年5月9日(金) 登頂回数2回 晴れ GWは仕事の為、残念ながら山登りはできない。だから毎年、連休明けにまとまった休みをいただき残雪のアルプスへ出かけている。毎年この時期は北アルプス方面への山旅が続いているが、今年は久しぶりに南アルプス方面へ出かけてみたくなり、白峰三山の眺望が有名な鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)を目指す事に決めた。同行は後輩、五百住君だ。今年は彼とよく山を登っている。当初は6日の夜に出発予定だったが、天候が良くないので、回復傾向にある9日に登山を決行する事に決めた。滋賀県:大津市で五百住君と待ち合わせての出発となる。出発は8日の午後1時45分、瀬田東IC。 その日の夕方には今回の登山口である青木鉱泉の駐車場に到着した。連休明けの為か駐車場は僕らの車だけだった。駐車場料金は700円。明日は早朝出発を予定しているので、軽く夕食を済ませ早めに寝る事にした。この日は車中泊。天候の回復が遅いようで、山々は厚い雲に覆われていた。すっきりしない天候だが、「起きた時には快晴だ!」と期待しながら、眠りについた。 9日の起床は午前3時00分。辺りはまだ暗いが、上空を見上げるとうっすらではあるが星が出ている。「今日は期待できるぞ!」と思いながら登山の準備を進めた。青木鉱泉出発は午前3時55分で辺りはまだ暗い。ヘッドランプを付けながらの登山がスタートした。青木鉱泉からドントコ沢を上り詰めるコースだ。登山道は途中で、沢沿いのコースと山側のコースとに別れるが今回は山側のコースを取ることにした。ここの登山道だが、シーズン前の為かあまり整備されていなくて一部ブッシュの中を歩く箇所もあり迷いそうになった。まあ、夏までには奇麗に整備されていると思うが・・。さてさて、ドントコ沢コースは苦しい急登の続く登山道であるが、コース内には南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ヶ滝と美しい滝が続き、それらを眺めながら登る事ができる気持ち良いコースでもあった。残雪は五色滝付近から現れ、雪が柔らかい為か足がズボズボ落ちるが気合で乗り越えた。アイゼンは必要なかった。鳳凰小屋手前の残雪の中で熊の足跡を発見し「やっぱり熊がいるのか〜。春先だもんな。」と辺りを気にしながら登った。鳳凰小屋を越えると地蔵岳のオベリスクが手に取るように見えた。もうすぐだなと思いながらスピードを上げて登ったのが間違いで余計に疲れた(>_<)青空の中にあるオベリスクは本当に美しかった。賽ノ河原到着は午前8時40分。そこからは地蔵岳のオベリスクと甲斐駒ヶ岳(2967M)の眺望が素晴らしく、最高の気分にさせてくれた。僕らはオベリスクへ向かった後、賽ノ河原にて地蔵岳をバックに記念撮影を済ませ、のんびり休憩した。 次は鳳凰三山の最高峰である観音岳(2840M)を目指す。気持ちよい稜線歩きが続いた。この稜線歩きで期待していたものは勿論、白峰三山の大展望だ。ところが、天候は良いものの白峰三山方面の眺望が利かない。雲がかかったり晴れたりの連続で、すっきりしない。早く晴れてくれと思いながら観音岳を目指した。観音岳(2840M)到着は午前10時10分。ここでしばらく休憩しながら、20分程、白峰三山の雲が取れるのを待ったが、駄目だった。ガスで覆われ始め見事にTHE END!!残念な気持ちはあるが、こればっかりは仕方がない。気持ちを入れ替えて薬師岳(2780M)を目指すことにした。観音岳から20分程で薬師岳山頂(2780M)へ到着。快適な稜線歩きだった。ここが山頂?どうも目の前にある岩山の方が高い気がしたので、そちらへ向かってみる。ここには標識はないが、地形図上ではここが山頂で持参したGPSもここが山頂と示している。記念撮影はとりあえず、標識のある所で済ませ、休憩する事にした。 下山は薬師岳から中道を下るコースを取る。このコースの残雪量はドントコ沢よりも多く、トレースも殆どない。おまけに気温の上昇とともに雪が腐りズボズボと足が沈む。又、残雪が多く、登山道が不明瞭で地図とコンパスの世界だった。途中、沢の方へ延びている支尾根へ迷いそうになる程だった。2050Mピークを越えると快適な登山道となり小走り気味に駆け下りた。山頂から2時間半で青木鉱泉まで下山する事ができた。 下山後、青木鉱泉での入浴を楽しみにしていたが、なんと青木鉱泉の温泉が故障中との事!御座石鉱泉と青木鉱泉の不仲は有名な話だ。しかし、青木鉱泉のご主人は迷っている僕らに御座石鉱泉を親切、丁寧に教えてくれた。ご主人の人柄の良さが良く分かった。「これは御座石鉱泉の一方的な青木鉱泉嫌いだな!」と思った。取り合えず、ここから一番近い温泉は御座石鉱泉なので、車で向かうことにした。御座石鉱泉の入り口で「すみませ〜ん」を何度も叫び、やっと出てきた女性の方に「入浴できますか?」と尋ねてみる。「一人1260円、そこへ置いといて!」と言われる。「うん?一人1260円?おい、おい!消費税取ってるやないか。マジかよ?ガイドブックには1200円と書いてるやんけ!」と思ったが、せっかく入浴できるんだから文句言わずに入ろうと一人1260円払って入浴することにした。御座石鉱泉の泉質はアルカリ性単純温泉。源泉は27度の冷泉なので一度、沸かして利用している。僕らが利用した時も「今から沸かすので、しばらくしたら温かくなるから我慢して!」と言われた。循環でないのだけは確かである。湯の色は白み帯びた透明。驚いたのはシャワーや蛇口のお湯も源泉であると言う事。普通は水道水を利用している温泉が多いが、ここは違う。アルカリ性の源泉が蛇口から出てくる。なのでシャンプーや石鹸は泡立たない。洗った気はしないが初めての経験なので良かった。 御座石鉱泉での入浴後、帰路についた。今回は日帰りでなんとも贅沢な登山となったが、テント持参でゆっくり登山できたらもっと自然を満喫できただろうと思った。次回登るとしたら夜叉神峠から登ってみたい。 |
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