▲吾妻山(あずまやま)1238m・比婆山(ひばさん)1264m
〜 神話や伝説と恵まれた自然の宝庫を訪れる 〜
2006年4月9日(日) 登頂回数1
晴れ
 GPS軌跡

吾妻山は、中国山地の広島・島根県境に位置し、神話や伝説と恵まれた自然の宝庫となっている。なだらかに広がる草原には、春から秋にかけて高山植物が開花して美しい。冬には2mを越える積雪がありスキーも楽しめる。山名の由来は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと) が比婆山に眠る妻の伊邪那美命(いざなみのみこと) を、「ああ、吾が妻よ」と、山頂に立って生前をしのばれたためと言われている。又、比婆山は、「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国の境、比婆の山に葬りき」と古事記の中にも出てくる山である。山頂のブナ林の中には、円丘があり、そにには、伊邪那美命の御陵とされる苔むした巨石が横たわっている。また、このあたり一帯は、比婆山伝説地として県史跡に指定されている。

今回は、吾妻山、比婆山、道後山の3座を一気に登る予定である。嫁さん連れて、広島までのロングドライブとなった。高速は、中国道を走り、登山口である国民休暇村を目指す。国民休暇村には、広い駐車場があるので、安心して駐車できる。今回は、国民休暇村の少し上のキャンプ村で水源地付近の駐車スペースへ愛車を停めた。ここにも大きな駐車場があるが、残雪が多く、入れなかった。簡単に朝食を食べ、登山の準備を進める。天気は良い。残雪が残っているようなので、ストックとアイゼンを持参する。

登山口出発は、午前6時50分。水源地のある駐車スペースからすぐ登山道のある池の原の湿原に上がり、そこからよく整備されたルートを登っていく。登山口から、吾妻山の山頂が良く見えた。山頂が手に取るように見える。ハイキング気分で登れそうな山だ。残雪は殆どなく、夏道を登る。振り返ると、池の原の湿原や国民休暇村が良く見えた。気持ちが良い♪景色を楽しみながら登っていると、あっと言う間に山頂へ到着した。吾妻山の標高は、1238m。下の国民休暇村が既に1000m地点にあるので、それほど登った気がしない。山頂には、標識と三角点と方位盤があった。しばらく景色を楽しみながら、休憩する。

次なる目標は、比婆山である。一旦、大膳原(だいぜんばら)へ下って登り返す。吾妻山から下る斜面には残雪があり、雪上ハイキング気分で駆け下りた。目の前に穏やかな草原が広がると、大膳原である。幕営に最適の場所だ。振り返ると吾妻山が聳え、そして行く手には、烏帽子山と比婆山の姿があった。平坦な大膳原を歩き、少し下ったところが、大馬木への分岐ともなっている最低コル。ここから先は、少し急な登りとなり、しばらく登ると、比婆山への分岐に差し掛かる。ここを右に進めば、烏帽子山を経由せずに比婆山の頂上へ登ることができる。しかし、今回は、先に比婆山の山頂を踏みたかった為、帰りに烏帽子山へ寄る。比婆山一帯は、国の特別天然記念物の指定を受けたブナの原生林である。吾妻山とはガラリと雰囲気が変わる。途中、烏帽子山との分岐を右に取り、山頂を目指す。ブナの原生林や巨石を楽しみながら登っていくと、山頂に出る。ここには、イザナミノミコトの陵墓である御陵がある。しかし、残雪で埋まっている箇所も多く、完全な姿で見る事ができず、残念であった。山頂は、静かで神々しい雰囲気が漂う落ち着く場所であった。

比婆山頂でしばらく休憩し、下山にかかる。往路と同じルートを戻る。途中、烏帽子山の分岐から烏帽子山へ寄った。烏帽子山は、広い草原状の山頂を持つ山。道標とベンチがあり、休憩やお昼のお弁当に持ってこいの山である。

ゆっくり休憩し、山頂を辞す。大膳原へ下り、もう一度、吾妻山を登り返して、国民宿舎へ下山した。天候にも恵まれ、なかなか楽しめた。


【吾妻山頂にて】


【比婆山頂にて】


【御陵】


★山行記録★

山行時間:3時間3分
6:50 国民宿舎
7:25 吾妻山
10分 休憩
8:40 比婆山
10分 休憩
9:08 烏帽子山
10分 休憩
10:20 吾妻山
10:53 国民宿舎



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