| ▲雨乞岳(あまごいだけ)1238m |
| 2004年5月22日(土) 登頂回数1回 曇り 鈴鹿の主稜から西へ延びる支稜上にある雨乞岳は、御池岳に次ぐ、鈴鹿第二の高峰である。全山笹に覆われて美しい。開放的な空間が広がる山頂には、雨乞いの儀式に使われた大峠の沢という小さな池がある。眺望は、雨乞岳よりも、手前のピーク(東雨乞岳)からの方が良い。 今回は、会社の同僚である牧野さん、萬野さんを引き連れて、この雨乞岳へ登る計画を立てた。深夜に大阪の堺市に集合し、登山口へ向かった。今回、雨乞岳の登山口として選んだのは、一般的な、武平峠から山頂をピストンするルートである。鈴鹿スカイラインに入り、武平トンネルを抜けた所に、駐車場がある。深夜の為、他の車は停まっていなかったので、ここで幕営し、仮眠を取ることにした。武平峠周辺は、週末ということもあって、走り屋の車が走り回り、煩かった。 22日の起床は、午前4時半。上空には薄雲がかかっており、すっきりしない天候だった。「雨が降っていないだけましか・・」とにかく、軽く朝食を取り、準備を進めた。下山後のことを考えて、車を出しやすい場所へ移動させてから、登山口へと向かった。登山口は、橋を渡ってすぐ右側にある。登山届のポストや標識があるので、分かり易い。 登山口出発は、午前5時30分。昨日までの大雨の影響で、登山道脇の笹が濡れていたり、一部ぬかるんでいる箇所があったりで、歩きにくい。また、早朝登山ということもあり、蜘蛛の巣が多く、それを避けるのに苦労した。しかし、眩しい新緑を眺めながら歩くと、そんな嫌なことも気にならない。道中、小さな白いギンリュウソウが、咲き乱れていた。登山道は、小さな沢を何度も渡り、山腹を巻くようにして続く。やがて、コクイ谷の分岐に出た。分岐を左に取り、綺麗な沢を見ながら、尾根を目指して歩いた。新緑の中、沢沿いを歩くのは、本当に気持ち良いものである。尾根へと続く急坂も、この新緑と沢のせせらぎのお陰で、辛い思いをせずに登ることが出来た。尾根に出ると、冷たい心地よい風が吹き流れていた。吹き出た汗が乾くのに、そう時間を要さない。 尾根からの登山道は、東雨乞岳山頂付近まで、深い笹ヤブで覆われていた。覚悟を決め、トンネル状になった笹ヤブを、腰を屈めて突進する。低い姿勢になりながらのヤブ漕ぎは、本当に疲れた。しかも、立ち止まって自分の服を見てみると、笹ダニが、しっかりと、へばりついているではないか!刺されたら大変だと思い、ゆっくり摘んで払った。笹のヤブ漕ぎは、どうにかなるが、このダニだけは、本当に嫌な存在である。笹ヤブは、山頂に近づくにつれて低くなり、徐々に視界が良くなっていく。東雨乞岳山頂手前には、ハルリンドウの群落があった。綺麗な春色の青で、疲れた登山者にとって、癒しの存在になること間違いなしである。ハルリンドウを眺めながら登って行くと、間もなく山頂に出た。眺望はすこぶる良く、御在所岳、鎌ヶ岳、釈迦ヶ岳等、鈴鹿の有名どころの山々が、手に取るように見える。目の前には、これから登る雨乞岳がある。取り合えず、雨乞岳まで登りたかったので、先を急いだ。東雨乞岳から山頂までの笹ヤブは、比較的低く、あまり気になるヤブではなかった。眺望を楽しみながら登ると、山頂である。午前9時20分、雨乞岳山頂到着。広々としていて開放的な東雨乞岳に比べると、狭い山頂だった。展望は南側のみで、その他は樹木に覆われていた。眺望の良い東雨乞岳でゆっくり休憩する為に、記念撮影だけを済ませ、往路を東雨乞岳へ戻ることにした。やはり、笹ヤブにはダニが多い。同行の萬野さんの腕に、1匹のダニが食いついていた。今回は、問題なくダニを除去できたが、慌てて手で潰したりしていたら大変だった。 東雨乞岳でゆっくり休憩し、往路を登山口目指して下った。週末ということもあり、多くの登山者とすれ違った。平日登山中心の僕からすれば、この多さには驚いた。 登山口到着は、午前12時18分。登山口にある駐車場は、満車状態であった。「いや〜。あの笹ヤブは、予想外だったな〜」本当に予想外の笹には驚いた。しかし、苦戦を強いられながら、笹ヤブを抜けた山頂は、別天地であった。その山頂からの眺望は、心に焼き付いて離れない。 下山後、近くの温泉宿泊施設、希望荘で汗を流し、帰宅した。湯ノ山周辺の鈴鹿登山の後は、この希望荘での入浴が、安くてお勧めだ。 |
![]() 【雨乞岳山頂にて】 ![]() 【ハルリンドウ】 ![]() 【ギンリュウソウ】 ![]() 【苔むす木々】 ★山行記録★
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